コラム | ミタス・カンパニー - パート 95
ヒートショックは動物にも起こる?危険な温度差からペットを守ろう

ヒートショックという言葉を聞いたことはありますか?

温度差によって引き起こされるヒートショックは、ときに命の危険をもたらします。

暖かい場所から寒いところに移動することで体に負担がかかり、血圧が急激に上下し、めまいや立ちくらみだけでなく脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすこともあります。

ヒートショックは人間にとっても危険ですが、実は動物にとっても危険なものです。

この記事では、大切なペットの命を守るためのヒートショック対策についてご紹介します。

 

特にヒートショック対策が必要なペットとは

ヒートショック現象は、特に高齢者や心臓に病気がある人にとって注意が必要です。

同じようにペットでも、シニア猫やシニア犬、持病のあるペットは特に注意が必要になります。

また、温度差に弱い幼い動物も注意してあげましょう。

 

ペットのヒートショック対策

散歩時のヒートショック対策

犬にとってお散歩は欠かせないものですよね。

特に冬の寒い日や夏の暑い日は室内と室外の温度差が大きくなるため、ヒートショックに注意が必要です。

散歩時のヒートショックを防ぐには、冬はなるべく日中の暖かい時間に、夏は早朝や夕方の涼しい時間に散歩に連れて行くようにしましょう。

また、散歩に出かける前に玄関で少し温度差に慣らしてあげる時間を取ると良いでしょう。

 

お風呂のヒートショック対策

散歩から帰ってきたときに足を洗ってあげたり定期的にシャンプーしてあげたりと、ペットをお風呂に入れる機会もありますよね。

人間と同じく、ペットも入浴の際は注意が必要です。

お風呂に入る前に浴室を温めたり、シャワーをぬるめにして心臓から遠い場所からかけるなど、温度差が大きくならないよう注意してあげてください。

また、入浴後はすぐにタオルで拭いて乾かし、身体が冷えるのを防いであげましょう。

 

室内でのヒートショック対策

ペットがいるご家庭では室内でのヒートショック対策も必要です。

人間が出かけている間も家で過ごしているペットは、人間よりも長い時間を室内で過ごしています。

そして、人間よりも背が低い動物たちは、床からの冷気を感じやすいです。

そのため、カーペットやクッションを敷くなどして、床の冷気から身を守れる環境を用意してあげましょう。

ただし、ストーブやホットカーペットなどの暖房器具を使う際は注意が必要です。

ペットがずっとその場にいると低温やけどを引き起こしてしまう危険性があるためです。

飼い主が出かけるときなど不在の場合、このような暖房器具を使うのは避けたほうが良いかもしれません。

 

まとめ

人間よりも室内で過ごす時間が多いペットにとって、室内でのヒートショック対策は非常に重要です。

しかし、外出中でもエアコンをつけっぱなしにするとなると、電気代がかさんでしまいますよね。

そのため家づくりをする際には、冷気が伝わりにくく温度管理がしやすい断熱性能が高い家にすることをおすすめします。

ペットも人間も安心して暮らせる家づくりがしたいと思われたら、ぜひ住宅の専門家に相談してみてくださいね。

 

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