コラム | ミタス・カンパニー - パート 80
無垢フローリングの魅力とは?気になる虫害対策についても解説

日本人は、家の中では靴を脱いで素足で生活しています。

そのため、どんな床材を選ぶかが生活の快適さに直結します。

特に無垢のフローリングは、木のあたたかみがあり素足で歩いても気持ちの良いものです。

また、適度なやわらかさがあるため、赤ちゃんや小さなお子さんが歩いても安心です。

今回は無垢フローリングの魅力や、気になる虫害対策についてご紹介します。

 

フローリングの種類

床材は、大きく分けて無垢フローリングと突き板フローリングの2種類が存在します。

無垢フローリング

1枚の板から切り出したフローリング材を単層フローリングといいます。

木特有の質感や、経年変化を楽しむことができるのが特徴です。

ただし、1枚の板から切り出されているため、木の収縮や変形が出てくる可能性があります。

そういった変化も含めて素材の味として楽しむことができる方にはおすすめです。

ただし、複合フローリングに比べコストがかかる点がデメリットとなります。

 

突板フローリング

天然木から削り出された厚さ0.2~0.6mmほどの薄い板を突板といい、合板などに貼り付けたものを突板フローリングと呼びます。

見た目は無垢フローリングと変わらず、天然木の木目や風合いを楽しむことができます。

また、複数の板を張り合わせている突板フローリングは動きが抑えられるため、木の収縮や変形が出にくいというメリットがあります。

ただし、薄い突板は傷つきやすく、耐久性は無垢フローリングより低いでしょう。

 

無垢材の魅力

無垢フローリングは、木のあたたかみややわらかさを素足で感じることができるのが魅力です。

そして、木の香りを楽しむことができるのも無垢材の魅力のひとつと言えるでしょう。

その他にも、無垢フローリングには木の持つ調湿作用があります。

室内の湿度が高いときは湿気を吸収し、空気が乾燥しているときには湿度を放出します。

そのため室内の湿度を一定に保ってくれる働きがあり、快適に過ごすことができます。

さらに、無垢フローリングは経年変化を楽しむことができます。

色合いが変化して深みが増し、味わい深い雰囲気に変わっていく様子が楽しめるのは無垢フローリングならではでしょう。

 

無垢フローリングの虫害対策

天然木を使っている無垢フローリングの場合、虫害が気になるという方もいるかもしれません。

フローリングに発生する代表的な虫は、ヒラタキクイムシです。

乾燥した木材を食べる害虫で、フローリングが被害にあうことがあります。

こういった害虫被害を防ぐため、フローリングには防虫処理がされています。

そうなると今度は「人間にとって安全な薬剤が使われているの?」と不安になるかもしれません。

そのようなときは、安全性が高い建材の証であるF☆☆☆☆(エフフォースター)の認定を受けた建材を選ぶと安心でしょう。

 

まとめ

無垢フローリングは樹種によって色や木目、節の出方がそれぞれ違うため、選ぶ楽しさもあります。

しかし、コストがかかることが気になるときには、コストを抑えることができる突板フローリングという選択肢もあります。

インテリアに合わせて床材を選びたいと思われたら、ぜひ住宅の専門家に相談してみてくださいね。

 

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