コラム | ミタス・カンパニー - パート 77
子供部屋にもプライバシーを!家族が快適に暮らせる工夫

子どものことが心配で、いつでも見守っていたいというのが親心かもしれません。

ただ、子供も成長するにつれ、親に知られたくないことも出てくるでしょう。

特に思春期のお子さんは敏感な時期です。

子供が家で安心して快適に過ごすためには、子供のプライバシーにも気を配る必要があります。

今回は、子供のプライバシーを守るための子供部屋のあり方についてご紹介します。

 

隣接する部屋には音が響かない工夫を

子供が複数いる場合、部屋を隣同士に設置する間取りになることが多いでしょう。

また、ご両親の寝室と子供部屋が隣同士という間取りも少なくありません。

そのような場合、たとえ別室といっても壁が薄いと話し声や音が筒抜けになり、子供たちが快適に過ごせないことがあります。

部屋が隣接する場合は、音が響かないよう部屋の境の部分にクローゼットや押し入れを作る間取りにしたり、壁際に収納家具を置いたりして音が響かない工夫をするとよいでしょう。

そうした工夫をするだけで、音や話し声はかなり軽減されます。

 

リビングを通過する間取りにする

子供のプライバシーを確保することは大切ですが、子供とのコミュニケーションが取れなくなることは危険です。

子供との接点をなくさないためには、子供部屋に行くまでに必ずリビングを通る間取りにするのがおすすめです。

リビングを通らない間取りだと、子供がいつ出かけていつ帰ってきたのかわからないといった状況になる可能性もあります。

リビングを通る間取りにすれば必ず顔を合わせるため、コミュニケーションのきっかけとなるでしょう。

 

リビング階段の設置は慎重に

リビングを通る間取りといえば、リビングに階段を設置するリビング階段が一般的かもしれません。

しかし、リビング階段の設置は慎重に考えましょう。

間取りによってはリビングの話し声やテレビの音、また料理の匂いなどが2階の子供部屋に届きやすくなってしまいます。

そうすると子供の集中力の妨げになることや不満がたまってしまう危険性があります。

リビング階段の設置はこういった問題を考慮し慎重に判断しましょう。

 

まとめ

子供がある程度成長したら、いつまでも子供扱いするのではなくプライバシーを尊重してあげることも大切です。

家族みんなが快適に、安心して暮らせる家にするためには、子供のプライバシーも守れる間取りにしましょう。

子供部屋をはじめとして、最適な間取りを考えたいと思われたら、ぜひ住宅の専門家に相談してみてくださいね。

 

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