コラム | ミタス・カンパニー - パート 74
子供の健康を守ろう!アトピーや喘息を防ぐための家づくりのポイントとは

小さいお子さんがいるご家庭では、子供がアトピーや喘息にならないよう気をつけてあげたいと思われるのではないでしょうか。

これらの疾患は様々な要因がありますが、環境要因が大きく関わっていると考えられています。

そのため、長い時間を過ごす家での環境作りが非常に大事になってきます。

この記事では、アトピーや喘息を防ぐための家づくりのポイントについてご紹介します。

 

通気性を考慮した間取り作り

アトピーや喘息といったアレルギー性疾患の原因には、ダニが関わっていることが多くあります。

現在の住宅は高気密高断熱化しており、温度が一定で快適に過ごしやすくなっています。

しかしその反面、湿気がたまりやすく、ダニにとっても居心地のいい高温多湿な環境になりやすいのです。

そのため、高気密高断熱住宅であっても、通気性を良くして湿気がたまらないようにする工夫が大切です。

具体的には部屋の対角線上に窓を作ることで空気が循環しやすくなるような間取りがおすすめです。

地域や立地にもよりますが、基本的には北側と南側に窓を設けると、風が通りやすく風通しの良い家を実現できます。

もし窓を1か所しか作れないような場合は、換気システムを使って部屋の換気が十分に行えるよう工夫しましょう。

 

湿度を調節できる壁材を選ぼう

ダニの好む高温多湿な環境を防ぐ方法として、湿度を調節できる建材を選ぶのもおすすめです。

例えば、漆喰壁や珪藻土を使った塗り壁は非常に調湿作用が高く、部屋の湿度が高いときには湿気を吸着し、逆に空気が乾燥しているときには湿気を放出してくれます。

部屋の湿度を一定に保つ作用があり、部屋に湿気がたまらず心地よく過ごせますよ。

 

床材は無垢のフローリングがおすすめ

 

無垢の木材も、塗り壁と同じく調湿作用を持っています。

シート張りのフローリングにはこの効果はありません。

そのため、ダニを防ぎたいと思ったら無垢のフローリングがおすすめです。

調湿作用に加え、木の香りや温かみを感じることができ、よりリラックスして過ごせるでしょう。

 

まとめ

アトピーや喘息といったアレルギー性疾患は、症状が出ると非常に辛いものです。

こういった疾患は環境による要因も大きいため、家づくりをするタイミングで環境を整えることが大切です。

健康で快適に暮らせる家づくりがしたいと思われたら、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。

 

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