家づくりコラム
家づくりの予算はどう決める? 5つのステップでわかる“適正予算”の考え方
家づくりで最初にぶつかる疑問が「予算ってどう決めればいいの?」「そもそも自分たちはいくらの家が建てられるの?」という点ではないでしょうか。
実は、この“予算の立て方”を曖昧にしたまま進めてしまい、後から「もっとしっかり考えておけば良かった…」と後悔するケースは少なくありません。
そこで今回は、家づくりを安心して進めるための適正予算の導き方を、5つのステップにまとめてわかりやすくお伝えします。
目次
01ーステップ1:まずは「総予算」を把握する(家以外にかかる費用も含めて)
家づくりの予算=建物代だけではありません。
一般的に「総予算」とは、次のような項目をすべて含めて考えます。
・土地代
・建物本体価格
・付帯工事費
・外構費
・諸費用(登記、火災保険、ローン手数料など)
・家具、家電
・引っ越し費用
例えば「建物を2,000万円で建てたい」と考えていても、総額では数百万円単位で差が出ることも珍しくありません。
まずは全体の費用を正しく把握することが大切です。
02ーステップ2:住宅ローンは“借りられる額”ではなく“返せる額”で考える
住宅ローンは“借りられる額”より“返せる額”で考えるのが鉄則です。
一般的な目安は、月々の返済額=手取り年収の25〜30%以内。
例えば、手取り30万円なら、月7.5〜9万円が無理なく返せるラインです。
このように、返済額から逆算し、金利・返済期間・頭金を考慮して“いくら借りるのが適正か”を導きます。
03ーステップ3:5年後・10年後のライフプランも予算に入れる
家を建てた後の家計は、時間とともに変化します。
例えば、子どもの進学や車の買い替え、収入の増減、老後資金の準備など、ライフステージによっても状況は変わります。
今の状況だけでなく、将来に発生する支出も見越しておくことで、返済が苦しくなるリスクを減らせます。
04ーステップ4:ランニングコスト(維持費)も含めて考える
家は建てて終わりではありません。
暮らし始めてからも、次のような費用が継続して必要になります。
・光熱費
・固定資産税
・保険料(火災保険・地震保険)
・メンテナンス費(屋根・外壁、給湯器、設備交換など)
断熱性能の高い家であれば光熱費を抑えやすく、結果として“長く住むほどお得”になる場合もあります。
また、メンテナンスが少なくてすむ建材や設備を選ぶことで、メンテナンスにかかる費用を減らすこともできます。
家づくりの初期費用だけでなく、将来的な維持費まで考慮することが大切です。
05ーステップ5:予算を確定する前に“資金シミュレーション”を行う
最後の確認として、借入額シミュレーションや金利変動の予測、将来の支出をすべて数字で可視化しておくと、より確実に適正予算が見えます。
工務店や銀行の担当者と一緒に、第三者の視点で家計のバランスをチェックしてもらうことで、「見落としていた支出」が発見できることもあります。
06ーまとめ
多くの人が、建物価格と土地費用だけで予算を考えがちですが、実際の家づくりは、「建物価格+付帯費用+土地費用+外構+諸経費」のすべてがセットです。
そして、適正予算とは、今の暮らしも、未来の暮らしも、無理をしない範囲で建てられる家の金額です。
・心に余裕のある住宅ローン
・想定外の支出にも耐えられる家計
・将来の教育費・老後資金も確保できる安心感
これらを満たしてこそ、本当の意味で“適正な予算”と言えます。
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