家づくりコラム
デザイン重視で失敗しないために!スリット窓の落とし穴と上手な取り入れ方
近年、住宅にスタイリッシュで現代的なデザインを加える要素として人気なのがスリット窓です。
縦や横に細長い窓を配置することで外観にリズムを与え、採光や通風を確保しつつプライバシーも守れるという魅力があります。
しかし、実際にスリット窓を採用した住まいでは「思ったほど光が入らない」「家具の配置に困った」などの後悔も少なくありません。
注文住宅でスリット窓を検討する際は、デザイン性だけでなく、暮らしやすさとのバランスを考えることが大切です。
今回は、スリット窓のある家でよくある失敗例と、その解決策をご紹介します。
01ー失敗例① 採光不足で室内が暗い
スリット窓は細長いため、通常の引き違い窓や掃き出し窓と比べて採光量が少なくなります。
「デザインを優先してスリット窓ばかりにしたら、昼間でも照明が必要になった」ということにならないよう注意が必要です。
解決策
スリット窓は補助的な採光窓として考えるのがポイントです。
リビングやダイニングでは大きめの窓と組み合わせ、スリット窓はアクセントや視線対策として活用するとバランスが取れます。
また、窓の高さを工夫して天井近くに配置すれば、効率よく光を取り入れることができます。
02ー失敗例② 家具や収納との干渉
縦長のスリット窓を壁に複数並べた結果、家具や収納の配置が制限されてしまうことがあります。
特にリビングや寝室では、ソファやベッド、テレビの置き場所に悩むことになりかねません。
解決策
設計段階で「どこに家具を置くか」を想定しながら窓の配置を決めましょう。
壁の一部にスリット窓をまとめて設ける、あるいは腰高より上に窓を設けて下部を収納スペースに活用するなど、間取りと家具計画を一体で考えることが重要です。
注文住宅なら、造作家具と組み合わせた窓のデザインも可能です。
03ー失敗例③ 外からの視線や防犯面の不安
スリット窓は細長いため、プライバシーを守りやすい反面、配置や高さを誤ると外から室内が丸見えになることがあります。
また、低い位置に設置した場合、侵入経路として狙われるリスクもゼロではありません。
解決策
道路や隣家からの視線を考慮し、窓の高さや位置をシミュレーションすることが大切です。
必要に応じて、すりガラスや内窓を組み合わせると安心できるでしょう。
さらに、防犯ガラスや面格子を採用すれば、安全性を高めながらデザイン性も維持できます。
04ースリット窓を成功させるためのポイント
スリット窓は、設計次第で大きな魅力になります。
住み始めてから後悔しないためにも、次のようなポイントを意識しましょう。
・採光用ではなく、アクセント窓として考える
・家具配置とセットで位置を検討する
・視線や防犯を意識して高さ・仕様を選ぶ
これらを意識すれば、スリット窓は住まいにスタイリッシュさと快適さをもたらしてくれるはずです。
05ーまとめ
スリット窓は、デザイン性とプライバシー性を兼ね備えた魅力的な窓です。
しかし、採光不足・家具との干渉・視線や防犯の不安といった失敗も起こりやすいため、設計段階で注意が必要です。
注文住宅なら、間取りや家具配置を含めた総合的な計画ができるため、デザイン性と暮らしやすさを両立できます。
後悔のない家づくりを実現したい方は、ぜひ注文住宅のプロにご相談ください。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!
