家づくりコラム
注文住宅の網戸はオプション?後悔しないための設置判断ポイントを解説
新築住宅を建てるとき、「窓には当然網戸がついている」と思っている方は少なくありません。
実は、注文住宅では網戸が標準仕様に含まれていないケースが多いのです。
窓やサッシを自由に選べる一方で、網戸はオプション扱いとなり、設置の有無を施主自身が判断しなければならない場合もあります。
近年は高気密・高断熱住宅が普及し、エアコンや換気システムを前提とした暮らし方も一般的になりました。
しかし、窓を開けて自然の風を取り入れたいときや換気をしたいとき、網戸の有無は大きなポイントになります。
では、新築時にはオプション費用を払って網戸を設置すべきなのでしょうか?
今回は、網戸を設置するメリットや、設置する際のポイントを解説します。
01ー網戸を設置するメリット
自然の風を快適に取り入れられる
網戸があれば虫の侵入を防いでくれるため、安心して窓を開けられます。
特に最近のお子さんは虫が苦手という声もよく聞くため、網戸なしでは窓が開けられないというご家庭もあるでしょう。
春や秋など過ごしやすい季節にはエアコンに頼らず、自然の風で快適に過ごすことができるのは大きなメリットと言えます。
光熱費削減にもつながる
エアコンを使わずに換気や涼を取れるため、電気代の節約にも効果的です。
特に光熱費の高騰が続く中、網戸のある暮らしはランニングコスト削減にもつながるでしょう。
防犯性やプライバシーを考えた商品も
最近は強度の高い「防犯網戸」や、外から見えにくいメッシュを採用した製品も登場しています。
網戸を単なる虫よけではなく、暮らしを守る設備として活用することができます。
02ー新築時に網戸を設置しないケースとその注意点
メリットの多い網戸ですが、あえて設置しないという選択肢もあります。
コストを抑えたい場合
網戸を設置しない場合、その分建築コストを抑えることができます。
ただし、入居後に「やっぱり必要」となって後付けする場合、製品やサイズが限定されて割高になる可能性があります。
デザイン性を優先する場合
外観デザインを重視する住宅では、あえて網戸を付けないことも。
しかし、窓を開けるたびに虫が入ってしまい、結局「見た目より実用性を優先すべきだった」と後悔する方も少なくありません。
高気密住宅で換気システムを重視する場合
換気システムが整っている住宅では、窓を開ける機会が少ないと考えて網戸を省くこともあります。
とはいえ、災害時の停電やエアコン不調のときに「網戸があればよかった」と感じる可能性もあるでしょう。
03ー注文住宅で網戸を設置する際のポイント
必要な窓だけに設置する
すべての窓に網戸を付けるのではなく、換気や通風で実際に開ける頻度の高い窓に限定して設置するのも合理的な方法です。
リビングや寝室、勝手口など使用頻度を考慮して計画しましょう。
網戸が後付けしにくい窓に設置しておく
引き違い窓は網戸の後付けが容易ですが、縦すべり出し窓やFIX窓は後付けが難しい場合があります。
新築時にしか対応できないケースもあるため、設計段階で確認しておくことが重要です。
メンテナンスを考慮する
網戸は経年劣化で破れたり緩んだりすることがあります。
取り外して清掃や張り替えがしやすいタイプを選んでおくと、長く快適に使い続けられるでしょう。
04ーまとめ
注文住宅では「網戸は標準でついている」とは限らず、オプション扱いになるケースが多くあります。
網戸はなくても生活できる設備かもしれませんが、実際には快適性・経済性・防犯性に大きく関わる重要なアイテムです。
新築時に設置しておけば、後付けによる余分な費用やデザイン上の制約も避けられます。
注文住宅なら、家族のライフスタイルや住まい方に合わせて「どの窓に網戸を付けるか」を柔軟に検討できます。
暮らしやすさを高める家づくりを実現したい方は、ぜひ注文住宅のプロにご相談ください。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!
