家づくりコラム
注文住宅で叶える!「子どもと料理を楽しめるキッチン」をつくるには
子育て世帯の家づくりで需要が高いのが、「子どもと一緒に料理できるキッチン」です。
休日に親子でお菓子づくりをしたり、夕食の準備を手伝ってもらったり。
そんな光景を思い浮かべて、「家族で使える広いキッチンにしたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際は、
・子どもが危ないから近づけられない
・スペースが狭くて一緒に立てない
・コンロや包丁が心配で手伝わせられない
といった声も少なくありません。
そこで今回は、子どもと料理を楽しむためのキッチンづくりのポイントを、「安全性」「動線」「収納」「高さ」などの観点から具体的にご紹介します。
01ー子どもと料理できるようなキッチンにするには?
複数人で立てる広さを確保する
親子で一緒に料理をするには、キッチンの作業スペースにゆとりをもたせることが重要です。
おすすめは、回遊性のあるアイランドキッチンやペニンシュラキッチン。
壁に向かって調理するタイプよりも、視線が合い、会話しながら料理しやすいのが魅力です。
キッチン背面との通路幅は90cm〜100cm以上あると、すれ違う際もスムーズで安心です。
段差や角をなくして安全に
子どもは思いがけない動きをするものです。
だからこそ、安全設計は必須です。
・ワークトップの角はR加工(丸みのある角)にする
・床材は滑りにくい素材を選ぶ
・段差のないフラットな床設計にする
・IHコンロを採用して火傷リスクを軽減する
こうした細かい配慮をすることで、小さなお子さんでも安心して使えるキッチンになります。
子ども用の作業スペースや踏み台スペースをつくる
大人と子どもでは作業する高さが違うため、子ども専用の作業スペースや、踏み台を使うことを想定した設計にしておくと便利です。
・作業台の一部を低めに設定する
・ 踏み台を収納できるスペースをシンク下に設ける
・可動式のキッチンワゴンを活用する
子どもが“自分の場所”を持てることで、自然とキッチンに立つ意欲が高まるでしょう。
自分で道具や食器が取れる収納をつくる
「自分でやってみたい!」という子どもの気持ちを応援するには、道具の配置も工夫が必要です。
・お皿やカトラリーは引き出し式収納の下段へ
・お手伝いセット(子ども包丁、エプロンなど)をまとめて収納
・食器棚はロック付きでも扉が軽いタイプを
手が届く・見える・しまいやすい収納で、「お手伝い=楽しいこと」と思える習慣を育てましょう。
家事動線をスムーズにして“親の負担”も軽減する
子どもと一緒に料理をする場合、親の作業効率は落ちてしまうことが多いです。
そのため、キッチン周りの家事動線をコンパクトにまとめることも大切です。
・冷蔵庫→シンク→コンロ→盛り付け台の流れをスムーズに
・ダイニング・パントリーと直結させて、配膳や片付けをラクに
・ゴミ箱やタオル、消毒グッズは取り出しやすい位置に
親も子どももストレスなく料理を楽しめるように、“動きやすさ”をデザインする視点が大切です。
02ーキッチンは「食を楽しむ」だけでなく、「家族の時間を育む場所」
子どもと一緒に料理をする時間は、食育にもなり、家族のコミュニケーションの時間にもなります。
包丁の使い方を教えたり、食材に触れる楽しさを伝えたり。
一緒にキッチンに立った経験は、きっと記憶に残る大切な時間になるでしょう。
そのためにも、安全性・動きやすさ・楽しさを両立したキッチン設計がとても重要です。
03ーまとめ

「子どもと一緒に料理できるキッチン」は、分譲住宅や賃貸ではなかなか実現しづらいことも多いです。
その点注文住宅なら、家族構成や暮らし方に合わせて、キッチンの広さ・動線・収納すべてを自由に設計できます。
「子どもに料理の楽しさを教えたい」
「一緒にキッチンに立てる間取りをつくりたい」
そんな思いがある方は、ぜひ注文住宅のプロにご相談くださいね。
家族みんながキッチンに立つのが楽しくなる、そんな住まいを一緒に形にしましょう。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!