家づくりコラム
シンボルツリーはどう選ぶ?家に合う木の選び方とおすすめ5種
家づくりが進んで外構計画を考える段階になったとき、「せっかくだからシンボルツリーを植えたい」と思う方は少なくありません。
シンボルツリーは、家の“顔”ともいえる存在です。
玄関前や庭に植えることで、住まいに優しい印象や季節の移ろいをもたらし、暮らしと自然をつなぐ大切な役割を果たしてくれます。
でも、「種類が多すぎて選べない」「虫や落ち葉が心配」「育てやすい木はなんだろう」など、迷われる方も多いです。
そこで今回は、シンボルツリー選びで失敗しないためのポイントと、おすすめ樹種をご紹介します。
01ーシンボルツリー選びで押さえておきたい5つのポイント
落葉樹か常緑樹かを選ぶ
まずは「落葉樹」か「常緑樹」かを決めましょう。
暮らし方やメンテナンスの手間を考えながら選ぶのがコツです。
・落葉樹
四季を感じたい方におすすめです。
春の芽吹き・夏の青葉・秋の紅葉・冬の落葉など、季節による変化を楽しめます。
ただし、落ち葉の掃除が必要になります。
・常緑樹
1年中緑が美しく、メンテナンスも比較的楽です。
玄関まわりや目隠し用としても人気があります。
成長スピードと最終樹高をチェック
樹種によっては、苗木の段階では小さくても数年後には思っていた以上に大きく育つこともあります。
シンボルツリーを選ぶ際は、最終的な樹高や横幅、根の張り方などを事前に確認しておきましょう。
特に、狭小地や玄関前の植え込みスペースには、成長がゆるやかな品種がおすすめです。
花や実の有無・虫の付きやすさもポイント
樹種によっては、花が咲いたり実がなったりと季節感を楽しめます。
ただし、落花・落果・虫の発生などが気になる場合は控えめな品種を選ぶのがおすすめです。
玄関アプローチなどの生活動線に近い場所に植える場合は、虫がつきにくい、清潔感のある樹種を選ぶと安心です。
家の外観や地域の気候と合わせる
植栽は建物の雰囲気と調和することが大切です。
相性の良い組み合わせには、例えば次のようなものがあります。
・白い外壁には、葉の緑が映えるオリーブ
・和モダンの外観には、ソヨゴやアオダモ
・北欧テイストの家には、シラカバやアオダモ
また、寒冷地・温暖地・海風が強い地域など、気候に適した樹種を選ぶことも、シンボルツリーを長持ちさせるポイントです。
手入れの頻度と育てやすさも確認
庭いじりが好きな方であれば育てがいのある樹木でも楽しめますが、忙しい方や初心者は手入れのしやすいものや病害虫に強い品種を選ぶほうが安心です。
定期的な剪定が必要かどうか、放置しても形が整うかなど、“暮らしになじむ育てやすさ”も大切な基準です。
02ー迷ったらコレ!人気のシンボルツリーおすすめ5選
オリーブ(常緑)
洋風な家やモダンな家に映えます。
葉の裏側がシルバーでおしゃれな印象です。
虫がつきにくく、手入れも簡単です。
ソヨゴ(常緑)
成長がゆるやかで、剪定が少なくて済みます。
葉が風にそよぐ姿が美しく、目隠しとしてもおすすめです。
アオダモ(落葉)
スラリとした樹形で人気があります。
落葉樹ながら枝の姿も美しく、四季の変化が楽しめます。
シマトネリコ(常緑)
丈夫で育てやすく、シンボルツリーの定番です。
ただし、定期的な剪定が必要です。
ヤマボウシ(落葉)
白い花や紅葉、冬の樹形まで四季を通して楽しめます。
和洋どちらの外観にも合います。
03ーまとめ

シンボルツリーは、ただの飾りではありません。
建物の印象を引き立て、家族の思い出や季節を感じさせてくれる特別な存在です。
注文住宅なら、外構や建物デザイン、地域環境、ライフスタイルに合わせたシンボルツリーを取り入れやすいでしょう。
「どんな木がうちに合うかな?」
「手入れが簡単な木がいいけど、見栄えも大切にしたい」
など、シンボルツリー選びに迷った場合は、家づくりの段階からぜひ注文住宅のプロに相談してみてくださいね。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!