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家づくりコラム

玄関のじめじめを解消する!注文住宅でできる玄関の湿気対策

コラム
2025.09.04
玄関のじめじめを解消する!注文住宅でできる玄関の湿気対策

玄関は、家の中でも湿気がたまりやすい場所のひとつです。

外気との温度差、換気不足、靴や傘の持ち込みなど、さまざまな要因が重なりやすいためです。

「玄関を開けた瞬間、なんとなくムワッとする」「靴がすぐにカビ臭くなる」「下駄箱の中がジメジメしている気がする」など、玄関に関するお悩みをお持ちの方は少なくありません。

そこで今回は、注文住宅の計画段階からできる玄関の湿気対策について、具体的な方法とアイデアをご紹介します。

01なぜ玄関は湿気がこもりやすいの?

玄関に湿気がこもる原因には、主に次のようなものがあります。

 

・外から濡れた靴や傘を持ち込む

・家の中でも換気がされにくい空間である

・玄関ドアや床に結露が発生しやすい

・収納内に通気が少なく、湿気が抜けにくい

 

これらが重なると、カビやニオイの原因になるだけでなく、建材の劣化やシューズの傷みにつながってしまうこともあります。

だからこそ、新築の設計時から“湿気に強い玄関”を意識することが大切なのです。

02注文住宅でできる玄関の湿気対策5選

玄関にも“換気”を取り入れる

玄関は「閉め切る前提の空間」だからこそ、意図的に換気ができる設計が重要です。

 

・24時間換気システムを玄関にも連動させる

・地窓(足元の小窓)や高窓を設けて自然換気を促す

・玄関収納(シューズクローク)にも小窓を設ける

 

こうした工夫をすることで、湿気やニオイがこもりにくい空間になります。

 

調湿・脱臭効果のある壁材を選ぶ

近年では、デザイン性も高く湿気対策ができる内装材が人気です。

 

・調湿・脱臭機能付きタイル

・珪藻土・漆喰などの自然素材系の塗り壁

・吸湿・放湿性のある壁紙や内装ボード

 

見た目にもおしゃれで、機械に頼らず湿気をコントロールできるのが魅力です。

デザイン性が高いものも多いため、玄関正面のアクセントウォールとしてもおすすめです。

 

土間スペースを広めに設計し、水分が逃げやすい構造に

靴についた雨水、濡れた傘やベビーカーなどを置く土間が狭すぎると、湿気がこもる原因になってしまいます。

土間を広めに設計しておけば、濡れた物を置いても風通しが確保しやすくなり、乾きも早くなるでしょう。

さらに、床材にタイルやモルタルなどの吸水しにくい素材を使うことで、カビの発生を抑制できます。

 

収納内の通気を確保する

下駄箱やシューズクロークは、通気性がないと湿気がこもり、ニオイやカビの温床になりやすい場所です。

 

・扉をルーバータイプにする

・壁の一部に通気口を設ける

・棚板の間にすき間を設けて空気を流す

 

こういった工夫で、「閉じていても湿気が抜ける収納」をつくることができます。

 

人感センサー+サーキュレーターで空気の流れを

換気扇がない場合や窓が設けにくいなどの場合は、サーキュレーターや小型の送風機を設置するのも一つの方法です。

最近では人感センサーと連動して、在宅時だけ静かに稼働する機器も人気です。

「空気が流れる」ことで、湿気もこもりにくくなりますよ。

03湿気が少ない玄関は、暮らしの第一印象を良くする

玄関は「家の顔」であり、外から帰ってきたときに最初に通る空間です。

ジメジメする・カビ臭い・ムワッとするような玄関では、家全体の印象も下がってしまうでしょう。

反対に、空気がすっきりしている爽やかな玄関は、家に入った瞬間から気持ちがよいものです。

湿気対策は、見た目以上に“快適さ”を左右する要素と言えるでしょう。

04まとめ

まとめ

玄関の湿気対策は、住んでから考えるより、最初から湿気に配慮した構造・素材・空気の流れをつくることが重要です。

注文住宅なら、窓の位置や収納の仕様、壁材の選び方などすべてを自由に計画できるため、「湿気がたまらない玄関」を実現することができます。

「玄関がジメジメするのは嫌」「カビのない快適な空間を最初からつくりたい」そう思われる方は、ぜひ注文住宅のプロにご相談くださいね。

 

ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!

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