家づくりコラム
床材のサインを見逃さないで!床材の寿命と張り替えサイン
家の「床」は、生活していると毎日必ず接する部分です。
そのため、床の状態は、住空間の快適さや雰囲気に大きく影響します。
しかし、壁や天井と違って床は目線の下にあるため、意外と状態の変化に気づきにくいものかもしれません。
忙しい生活の中でも、ちょっとした「床のサイン」を見逃さなければ、大掛かりな修繕が必要になる前に対処できるようになります。
そこで今回は、床材の寿命や張り替えのタイミング、見落としがちなサインについて解説します。
01ー床材の寿命と張り替えのタイミング
床材の寿命は、一般的に15〜20年程度と言われています。
しかし、使用頻度や日々のメンテナンス、素材の質によっても大きく変わってきます。
例えば高品質な無垢フローリングなら、適切なケアを行えば30年以上使用できることもあります。
張り替えのタイミングの目安となるのは、次のようなサインが現れたときです。
歩くとギシギシ音がする
床鳴りがする場合、床材や下地の劣化が進んでいるサインです。
放置すると床板が外れたり、下地が腐食したりする可能性があります。
床に凹みや傷が目立つ
家具の跡や深い傷が増えてきたら、床材の表面が劣化している証拠です。
特に複合フローリングの場合、表面の薄い化粧層が摩耗すると、修復が難しくなります。
色あせや変色が進行している
日光や水分の影響で床材の色が変わってきたら、要注意です。
特に窓際や水回りの近くは変色が早く進むことがあります。
02ー見落としがちな床材のサイン
上記の明らかなサイン以外にも、以下のようなわずかな変化にも注意を払いましょう。
掃除しても取れない汚れ
通常の掃除では落ちない汚れが増えてきたら、床材の表面コーティングが劣化している可能性があります。
湿気やカビの兆候
床下からの湿気や、部屋の隅にカビが発生し始めたら、床下の防湿対策を見直す必要があるかもしれません。
冬場の冷えを強く感じる
床からの冷気が気になり始めたら、床下の断熱材が劣化している可能性があります。
03ー適切なメンテナンスで床材を長持ちさせるコツ
床材を長く美しく保つためには、日々のケアが重要です。
次のようなケアを行いましょう。
・こまめな掃除:砂やホコリは床材を傷つける原因になります。
・水拭きは控えめに:過度な水分は床材を傷めます。固く絞ったモップを使いましょう。
・適切なワックスがけ:床材に合ったワックスを定期的に塗ることで、保護効果が高まります。
04ーまとめ
床材は毎日接する部分であり、私たちの生活の土台です。
その状態に気を配ることで、住まい全体の快適さと美しさを長く保つことができます。
そのためにも、床材の小さなサインを見逃さず、適切なケアや張り替えのタイミングを見極めることが大切です。
注文住宅をお考えの方は、ぜひ床材選びの段階から耐久性や使いやすさを考慮してみてください。
プロの建築家やインテリアデザイナーに相談すれば、ライフスタイルに合った最適な床材を選ぶことができるでしょう。
心地よい足元から始まる、理想の住まいづくりを実現してくださいね。
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