家づくりコラム
虫を寄せつけない家の工夫。建材と外構でできる虫対策とは
「せっかくの新居なのに、虫が出てきて困っている…」
家族との大切な時間を過ごす住まいに、予期せぬ"小さな訪問者"が現れると、せっかくのリラックスタイムも台無しになってしいますよね。
そうならないために、家を建てる際には、あらかじめ虫対策を考慮しておくのがおすすめです。
虫対策は見た目や機能性を両立させることも可能で、むしろデザイン性の高い住まいづくりをすることもできるのをご存じでしょうか。
今回は、建材選びから外構計画まで、虫を寄せつけない家づくりのポイントをご紹介します。
忙しい日常の中でも、メンテナンスの手間を減らしながら清潔で快適な住環境を保つ方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
01ー虫を寄せつけない建材選びを
虫対策の第一歩は、家の骨格となる建材選びです。
近年、虫を寄せつけにくい素材や加工技術が進歩し、見た目も美しく機能的な建材が増えています。
防虫処理された木材
木の温もりを活かしたいけれど虫が心配…という方におすすめなのが、防虫処理された木材です。
天然の木目を活かしながら、特殊な薬剤処理によって虫の侵入を防げます。
シロアリ対策にも効果的で、長期的な家のメンテナンス費用の削減にもつながります。
抗菌・防カビ素材
キッチンや浴室など、水回りの壁や床には抗菌・防カビ効果のある素材を選ぶことが重要です。
これらの素材は細菌やカビの繁殖を抑制し、虫を引き寄せる原因となる環境をつくらないようにすることができます。
清潔さを保ちやすく、お手入れが簡単になるというメリットもあります。
02ー外構でできる虫対策
家の中だけでなく、外構計画も虫対策の重要なポイントです。
植栽選びや照明計画によって、虫の侵入を未然に防ぐことができるでしょう。
虫を寄せつけにくい植栽選び
庭や玄関周りの植栽は、虫を引き寄せる可能性があります。
そこでおすすめなのが、ローズマリーやラベンダーなどの、香りが強く虫を寄せ付けない植物を取り入れること。
これらの植物は虫除け効果があるだけでなく、見た目も美しく香りも楽しめるため、一石二鳥と言えるでしょう。
虫が寄りつきにくい照明計画
夜間の明るい光は虫を引き寄せてしまいます。
LED照明や電球色の光を使用することで、虫の誘引を抑えることができるでしょう。
また、玄関やガレージなどの虫が侵入しやすい場所には、センサー付きの照明を設置するのも効果的です。
必要な時だけ点灯することで、虫の集まりを最小限に抑えられます。
03ー日々のメンテナンスを楽にする工夫

虫対策は、建てた後の維持管理も重要です。
日々のお手入れを簡単にする工夫を取り入れることで、長期的に快適な住環境を保つことができるでしょう。
お掃除ロボットが活躍しやすい間取り
虫の発生を防ぐためには、床の隅々まで清潔に保つことが大切です。
そのためにおすすめなのが、お掃除ロボットの活用です。
お掃除ロボットが効率よく動けるよう、家具の配置や間取りを工夫しましょう。
段差を少なくし、広めの通路を確保することで、日々のお掃除の手間を大幅に軽減できます。
換気システムの充実
湿度が高い環境は、虫の繁殖を促す大敵です。
24時間換気システムや結露を防ぐ断熱材の使用など、家全体の湿度管理を考慮した設計を心がけましょう。
快適な室内環境を保つことで、虫の発生リスクを低減できます。
04ーまとめ

虫対策を考慮した家づくりは、単に虫を寄せつけないだけでなく、美しく機能的な住まいを実現する機会でもあります。
建材選びから外構計画、日々のメンテナンス性まで、総合的に考えることで、長期的に快適な住環境を手に入れることができるでしょう。
注文住宅の家づくりを検討されている方は、ぜひ虫対策としてこれらのポイントを設計士や工務店によく相談してみてくださいね。
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