家づくりコラム
地震から家族を守る!今こそ考えるべき地震保険の重要性
マイホームは、家族との時間を重ね、大切な思い出を育んでいく場所でもあります。
だからこそ、もしもの災害に備えて住まいを守る準備は欠かせません。
特に、日本のように地震のリスクが高い地域では、地震保険について正しく理解し、備えておくことがとても重要です。
今回は、地震保険について詳しく解説していきます。
01ー地震保険とは?基本的な仕組みを理解しよう
地震保険は、地震、噴火、そして津波といった自然災害によって生じた建物や家財の損害に対して、経済的な保障を提供する保険です。
ほとんどの方が加入している火災保険では、これらの地震等による損害は補償の対象外となります。
そのため、地震による被害に備えるためには、別途地震保険への加入が不可欠となります。
多くの場合、火災保険に付帯する形で契約されます。
02ー地震保険が必要な理由
日本は「地震大国」と言われるように、私たちの住むこの地では、いつどこで大規模な地震が発生しても不思議ではありません。
記憶に新しいところでは、能登半島地震や熊本地震、東日本大震災など、甚大な被害をもたらした大地震が立て続けに発生しています。
地震の恐ろしさは、建物の倒壊だけではなく、そこから発生する火災や沿岸部を襲う津波など、複合的な災害を引き起こす可能性があることです。
さらに、その被害総額は私たちの想像を超える大規模になることも少なくありません。
地震保険でカバーされる損害
地震保険は、具体的に以下のような被害が補償の対象となります。
・地震による建物の損壊(地震の揺れによって建物が倒壊したり、大きく損傷したりした場合)
・地震による火災(地震が原因で発生した火災によって建物や家財が焼失した場合)
・地震に起因する津波や液状化現象による損害(地震によって発生した津波が建物や家財を押し流したり、液状化現象によって建物が傾いたりした場合)
・地震による土砂崩れでの損害(地震が原因で発生した土砂崩れによって建物や家財が損壊した場合)
これらの被害は、火災保険だけでは補償されません。
地震保険への加入が重要な備えとなります。
03ー保険金の支払基準について
地震保険の保険金は、損害の程度によって以下の4段階で支払われます。
・全損
・大半損
・小半損
・一部損
例えば、建物が全損と認定された場合は保険金額の100%が支払われます。
しかし、一部損の場合は5%のみ支払われます。
この損害程度の具体的な判定は、建物の基礎、柱、壁、屋根などの主要構造部の損傷具合や、建物の傾斜角度といった客観的な基準に基づいて行われます。
保険会社や専門の調査員が、これらの状況を詳細に調査し、損害の程度を判断します。
04ー地震保険料の決まり方
地震保険の保険料は、お住まいの地域や建物の構造によって変動します。
例えば、木造と鉄筋コンクリート造では保険料が変わり、また地震の発生リスクが高い地域は保険料も高くなります。
ただし、耐震等級などの条件によって割引制度もあるので、上手に活用することで保険料を抑えることができます。
05ー加入時の注意点
地震保険に加入する際は、以下の点をしっかり確認しておきましょう。
・実際の建物の価値に対して十分な保険金額か
・建物の構造や築年数が正確に申告されているか
・割引制度の適用条件を満たしているか
・補償内容と保険料のバランスが適切か
06ーまとめ
地震保険の保険料は決して安くはありませんが、かけがえのないご家族と、大切な住まいという資産を守るためには欠かせない備えのひとつです。
地震の多い日本に暮らす以上、万が一の事態に備えることは、安心して暮らすための大前提とも言えます。
特に注文住宅では、立地や建物の構造を自分たちで選べるからこそ、防災や保険の視点を早い段階から取り入れておくことが大切です。ご自身の住まいに合わせて、最適な補償内容を検討しましょう。
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