家づくりコラム
平屋で叶える!老後も安心なバリアフリー住宅
近年、バリアフリー住宅が注目される中で、平屋を選ぶ人が増えています。
現在子育て中の家庭であっても、高齢になってからも優しい住まいとして平屋は理想的な選択肢です。
特に、玄関や廊下などの動線を工夫することで、快適で安全な暮らしが実現できるでしょう。
そこで今回は、老後も安心して住めるような平屋のバリアフリー設計について詳しく解説します。
01ー平屋のバリアフリーの魅力って?
上下移動がない
平屋の最大の魅力は、すべての生活空間がワンフロアにまとまっていることです。
加齢とともに足腰が弱くなると、階段の移動を負担に思う方は多いです。
その点、平屋であれば移動の負担が少なく、段差による転落・転倒といった心配もないため安心して暮らせます。
効率的な動線設計ができる
平屋は部屋の配置を自由に決めやすく、廊下やリビング、寝室、トイレへのアクセスをスムーズにすることができます。
動線を短くすれば、家事の負担も軽減できるでしょう。
特に子育て中や共働きの忙しい家庭にとって、家事や育児の動線を考慮したレイアウトがしやすい点は大きなメリットです。
02ーバリアフリーの玄関設計のポイント
いくら平屋で室内がバリアフリーでも、玄関に段差や使いにくさがあっては不便になってしまいます。
玄関設計の際は、次のような点に配慮しましょう。
段差をなくし、スムーズな出入りを
玄関は外と室内をつなぐ重要な場所です。
玄関に段差があると転倒のリスクが高まります。
スムーズに室内外を出入りできるようスロープを設けたり、可能な限りフラットな設計にしたりするのが理想的です。
広めの玄関スペースを
車椅子やベビーカーの使用を考えると、玄関の幅は十分に確保しておくと安心です。
スペースが広ければ、将来手すりを設置する際も対応しやすくなります。
靴の脱ぎ履きをサポートするベンチを取り入れる
高齢になったり怪我をしたりした場合、立ったまま靴を履いたり脱いだりするのが難しいこともあります。
また、小さな子どもの場合も座って靴を履けるほうが便利ですよね。
玄関に腰掛けできるベンチを設けることで、小さな子どもから高齢者まで使いやすい玄関になります。
立ったまま靴を履くときにふらつく危険もないので、安心して靴の脱着ができます。
03ー廊下にも工夫が必要
廊下幅は広めに確保しよう
廊下の幅は最低でも80cm、可能であれば100cm程度確保しましょう。
この幅があれば、車椅子や歩行器を使用する際もスムーズに移動できます。
手すりの設置に備えよう
将来的に手すりを設置する可能性を考え、新築を計画する段階で壁に補強を入れておくのがおすすめです。
また、早い段階で手すりを取り付ければ、子どものつかまり立ち練習にも役立ちますよ。
床には滑りにくい素材を選ぼう
フローリングやタイルは、選ぶ素材によっては滑りやすくなることがあります。
バリアフリーを意識するなら、衝撃吸収性があり、滑りづらい床材を取り入れると安心です。
04ーバリアフリー設計の注意点
動線を考えたレイアウトを
廊下やドアの幅も重要ですが、家具の配置にも注意が必要です。
家具があることで通路が狭くなったり動線が妨げられたりすると、バリアフリーとは言えせん。
狭い通路や動線を妨げる家具を避けることで、将来的にも快適に暮らせます。
水回りの安全性を意識する
浴室やトイレは床が滑って転倒するリスクが高い場所です。
怪我を予防するためにも、床面に滑り止めを施したり十分なスペースを確保したりすることで、安全に利用できるようにしましょう。
将来の変更に対応できる構造を
現時点で必要なくても、家づくり計画の段階で将来のための準備をしておくことも大切です。
例えば、手すりが取り付けられるように壁の補強をしたり、扉を引き戸に変更できるような間取りにしておくと、生活スタイルが変わっても柔軟に対応できます。
05ーまとめ
平屋でバリアフリーを意識した家づくりは、将来にわたって安心できる選択肢です。
動線だけでなく玄関や廊下の設計にも気を配り、安全性と利便性を両立させることで、より住みやすい家になります。
これから家づくりを考えるなら、バリアフリーを取り入れることで長く快適に暮らせる住まいを実現しましょう。
ぜひ注文住宅のプロに相談し、ご家庭にぴったりの住まいを考えてみてくださいね。
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