家づくりコラム
カビ対策を徹底しよう!場所別の掃除方法と予防策
湿気が多くなると気になるのが、住宅内のカビ問題です。
特に、小さなお子さまがいるご家庭だと、カビが子どもに悪影響を与えないか心配になりますよね。
今回は、カビが発生しやすい場所別に効果的な掃除方法と予防策を解説します。
また、カビが発生しにくい住環境のポイントについてもご紹介するので、家づくりの参考にしてくださいね。
01ー浴室
掃除方法
浴室は家の中で最も湿気がたまりやすい場所です。
カビは湿度が70%を超えると急激に繁殖するため、こまめな掃除が必要になります。
・お湯での洗浄
まずは浴室全体を40~50℃のお湯で洗い流し、カビの胞子を除去する。
・漂白剤を使用した掃除
黒カビが発生している場合は、市販の塩素系カビ取り剤を使用し、しっかり洗い流す。
・ブラシでこすり洗い
目地やシリコン部分のカビは歯ブラシを使って丁寧に擦る。
予防策
・入浴後は必ず換気する
窓を開けるか換気扇を2時間以上回して湿気を逃がす。
・水分を拭き取る
シャワー後に清掃用ワイパーなどで水滴を取り、乾燥を促進する。
・防カビ剤の使用
カビ発生防止のために定期的に防カビスプレーを噴霧する。
02ーキッチン
掃除方法
キッチンは水だけでなく、油汚れもカビの発育を助ける要素になります。
・排水口の掃除
重曹とお酢を混ぜて発泡させ、汚れごとカビを分解する。
・シンクの水アカ除去
クエン酸水を使ってシンクを拭き掃除し、水滴をしっかりと拭き取る。
・冷蔵庫のゴムパッキンのカビ除去
アルコールスプレーでゴムパッキンを小まめに掃除する。
予防策
・調理中や調理後も必ず換気扇を回す
湿気と油分がこもらないようにする。
・食器やシンク周りを常に乾燥させる
水滴は必ず拭き取り、収納の扉は開けておく。
・週に一度は排水口を掃除する
異臭や汚れを防ぎ、カビの発生を抑える。
03ー寝室・子ども部屋
掃除方法
寝室や子ども部屋は、カビ胞子が舞いやすい場所です。
そのため、空気を清潔に保つことが大切です。
・布団やマットレスの掃除
理想は天日干し。難しい場合は布団乾燥機を使って寝具を乾燥させる。
・壁や家具裏のチェック
結露がたまりやすい場所は定期的に布で拭く。
・エアコンフィルターの掃除
フィルターを外してこまめに清掃し、エアコン内部のカビ発生を抑制する。
予防策
・部屋の換気を徹底
朝晩10分以上窓を開け、空気の流れを作る。
・除湿機やサーキュレーターの活用
湿気を取り除き、空気を循環させてビの繁殖を防ぐ。
・家具の配置を工夫する
壁にぴったりつけると壁に結露が発生しやすくなるため、5cm程度の隙間を空ける。
04ーカビが発生しにくい家にするには?
家の設備や構造によってもカビの発生しにくさは変わります。
これから家を建てる方は、以下のポイントを意識すると快適な住環境を維持しやすくなります。
通気性のよい間取りにする
間取りの設計時点で風通しを考慮することが大切です。
例えば、対角線上に窓を配置することで空気の流れを作りやすくなります。
断熱性と調湿機能を意識する
壁や床に断熱材をしっかり入れることで、結露を防ぎ、カビの発生しにくい環境を作れます。
また、調湿効果のある壁材(珪藻土や無垢材)を採用するのもおすすめです。
24時間換気システムを活用
常に空気を入れ替えることで、カビの発生を抑えられます。
特に熱交換換気システムなら外気温の影響を受けにくく、快適な室温を維持できます。
05ーまとめ
今回は、住宅のカビ対策について、場所別に掃除方法と予防策をご紹介しました。
ちょっとした手入れを意識することで、家族みんなが健康的に暮らせる環境を作れます。
そして、これから家を建てるのであれば、通気性や断熱性をしっかりと考慮することで、カビが発生しにくい家にすることができます。
マイホームを建てる際には、カビ対策を含めた住環境の整備が欠かせません。
快適で健康的な住まいを実現するためにも、注文住宅のプロにぜひご相談くださいね。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!