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家づくりコラム

知らないと損!?動線改善で家事が3割ラクになる秘訣

コラム
2025.03.19
知らないと損!?動線改善で家事が3割ラクになる秘訣

共働き家庭が増えた昨今では、家を選ぶうえで重要視されるのが「日々の暮らしやすさ」です。

その中でも「動線設計」は、ちょっとした工夫で家事効率や家族の満足度が大きく変わる重要なポイントです。

実際、国土交通省が公表している住宅市場動向調査によると、最近では「家事ラク動線」や「家族がストレスなく行き来できる間取り」に関心が高まっています。

そこで今回は、家の中をスムーズに移動できるように設計する「動線改善」のコツを、具体例を添えて解説します。

01動線を工夫するメリットって?

 

日々の家事や生活動作には多くの無駄が潜んでいます。

例えば「料理中に冷蔵庫やシンク、ゴミ箱が遠い」「子どもがリビングを横切るたびに作業が中断される」など、少しのストレスでも積み重なると疲れを感じるものですよね。

そのため、家族がスムーズに動けるよう動線が適切に設計されている家なら以下のようなメリットが得られます。

 

 ・家事にかかる時間が短縮できる

 ・物の出し入れがスムーズになり、片付けがラクになる

 ・家族同士がぶつかるストレスが減る

 

特に忙しい共働き家庭は、動線の効率化が日々の暮らしの質に大きく影響を受けます。

02キッチンで時短を目指す!ラクするための配置と収納術

ポイント①トライアングル動線を意識する

キッチンの基本は「冷蔵庫」「シンク」「コンロ」の3点をコンパクトに配置する「トライアングル動線」です。

この3点が適切な距離にあれば、無駄な歩数が減り、調理作業がスムーズになります。

 

ポイント②収納で作業の流れをスムーズにする

それぞれの調理器具や調味料を最適な場所に配置することも大切です。

例えば、鍋類はシンクの下、フライパンや調味料はコンロ近く、ゴミ箱は作業台から手が届く位置に、などの工夫で作業においての効率が大幅に向上します。

「この調理器具・調味料はどこでよく使うのか」を考えて適所に配置することで、調理動線が格段に改善されます。

03玄関でつまずかない!家族が気持ちよく出入りできる工夫

ポイント①ファミリークローゼットを玄関付近に配置する

最近では玄関近くにファミリークローゼットを設けて、外出時や帰宅時の「脱ぎ着」の習慣をを身につけられる間取りが人気です。

外出時に使う靴やコート、子どものランドセルやスポーツ用品などをひとまとめにすることで、玄関を常にスッキリ保てます。

 

ポイント②帰宅時の手洗いを習慣化する

コロナウイルス以降、衛生面が注目されるようになり、玄関近くに洗面台を設置して「帰ったらすぐ手洗い」を習慣化する家庭が増えています。

動線を短くすることで子どもも面倒がらず実行しやすくなり、習慣化することで毎日の安心につながります。

04家族の集まる場所だからこそ、リビングは動きやすい動線に

リビングは家族みんなが集まる場所です。

ここが「通路」になってしまうと、人の行き来が増えて落ち着かない空間になります。

 

ポイント①通過するためのリビングにしない

子ども部屋や寝室など、他の部屋へ行くためにリビングを横断するような動線は避けましょう。

家具の配置の工夫ひとつで、「くつろぐスペース」と「移動の通り道」が重ならず、リビングを広々と感じられるようになります。

 

ポイント②ミニスタディコーナーの設置

近年はリビング学習が注目されています。

しかし、学習机やデスクが散らかると動線の邪魔になることも。

壁面や部屋の端をうまく使ってコンパクトにまとめ、必要な収納をセットで配置するのが快適に使うコツです。

05収納プランが決め手!動線と一体化した片付く家づくり

動線改善と合わせて考えたいのが「収納計画」です。

必要な場所に必要な量の収納があれば、家中が散らかりにくく、日々の片付けも苦になりません。

 

ポイント①動線上に収納を配置

家事の動線上に、その家事に必要となる収納を設けましょう。

例えば洗濯動線を考慮して動線上にサニタリー周辺の収納を設けるなど、使用頻度が高い物は動線上に集約できるような工夫が大切です。

 

ポイント②隠す収納とオープン収納の使い分け

収納をすべて隠す収納にすると見た目はスッキリします。

しかし、使い勝手や作業効率が悪くなることもあるでしょう。

場所や収納するものによって、隠す収納とオープン収納をうまく使い分けましょう。

例えば使用頻度の高い調理器具や調味料はオープン収納でさっと取り出せるようにするのがおすすめです。

こうしたちょっとした収納の工夫でも、家事の効率はぐっと良くなりますよ。

06まとめ

 

家の中をスムーズに移動できる動線は、一度整えてしまえば暮らしの質を大きく向上させる「見えない土台」です。

特に共働き家庭や子育て世帯にとっては、限られた時間を有効活用するための大切なポイントになります。

これから家づくりをするのであれば、「家事や育児に追われて余裕がない」という日常から卒業し、ゆとりのある時間を楽しめるような家づくりを目指しましょう。

 

ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!

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