家づくりコラム
注文住宅の資金計画に必須!つなぎ融資とは?
注文住宅を建てる際、資金のやりくりは非常に重要なポイントです。
通常、住宅ローンは家が完成して引き渡しされるタイミングで一括して融資されるのが一般的です。
しかし、注文住宅は工事中に段階的に費用が発生するため、完成までの資金不足を補うための「つなぎ融資」が必要になることがあります。
この「つなぎ融資」とはどのようなものかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、つなぎ融資について詳しく解説します。
01ーつなぎ融資とは?
つなぎ融資は、住宅ローンの借り入れをする前に必要な建築費用を一時的に借りる融資のことです。
注文住宅では、契約金・着工金・中間金などの支払いが発生しますが、住宅ローンは建物完成後に一括実行されるため、それまでにある程度の資金が必要になります。
その際に活用するのが、つなぎ融資です。
通常、つなぎ融資は短期間の借り入れとなり、金利は住宅ローンより高めに設定されることが多く、返済は住宅ローン実行時に一括返済する形が一般的です。
02ーつなぎ融資を利用するメリットと注意点
続いて、つなぎ融資を利用するメリットと注意点を見ていきましょう。
メリット
つなぎ融資を利用する大きなメリットは、自己資金が少なくてもスムーズに家づくりを進められる点です。
土地の購入や着工金など、注文住宅では工事の進行に伴い段階的に支払いが発生します。
しかし、つなぎ融資があればその都度必要な資金の用意が可能です。
これにより、資金の準備ができていないことで工事が遅れる心配をせずに済むでしょう。
また、つなぎ融資を利用すれば柔軟な資金計画を立てやすくなり、理想の家づくりをよりスムーズに進めることができます。
注意点
1つ目の注意点は、通常の住宅ローンよりも金利が高めに設定されている点です。
つなぎ融資は短期間の利用であることが多いですが、金利負担は無視できません。
2つ目の注意点は、契約時に発生する手数料です。
つなぎ融資は住宅ローンとは別に契約します。
そのため、手数料がかかることが一般的です。
これらのコストを見逃さず、事前にしっかりと資金計画に含めておきましょう。
03ーつなぎ融資の流れと活用のコツ
つなぎ融資の流れと活用のコツをご紹介します。
計画段階での資金シミュレーションを行う
注文住宅の資金計画を立てる際、つなぎ融資が必要になるタイミングと金額を明確にしておくことが大切です。
そのためにもしっかりと工務店や金融機関と相談をしておき、資金不足の不安を解消しましょう。
無駄なコストを抑える工夫をする
つなぎ融資を利用する期間は最小限にし、金利や手数料の負担を軽減しましょう。
土地の契約から着工までの期間を短くする、自己資金を多めに用意してローンを減らす、といった方法で余計なコストを抑えることができます。
完成後は住宅ローンにスムーズに移行を
つなぎ融資から住宅ローンへの移行手続きをスムーズに行うために、早めに金融機関と打ち合わせをしておきましょう。
余分な手間や費用を防ぐことができます。
04ーまとめ
注文住宅は自由度が高く、理想の家を実現できます。
しかし、その一方で資金計画には注意が必要です。
つなぎ融資をうまく活用すれば、工事期間中の資金に関する不安を取り除け、安心して家づくりを進められるでしょう。
注文住宅の資金計画やつなぎ融資について悩んだら、ぜひ住宅のプロにご相談くださいね。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!