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家づくりコラム

後ろに山がある土地に家を建てる!リスクと対策を知ろう

コラム
2024.12.27
後ろに山がある土地に家を建てる!リスクと対策を知ろう

マイホームを建てるための土地探しをしていると、山が隣接している土地と巡り合うこともあります。

そんな土地は、美しい自然と静かな環境が魅力的ですが、自然が近いことによるリスクもいくつかあります。

例えば、土砂災害や崩落など命の危機に晒されるようなリスクに遭遇することもあるかもしれません。

そのため、山に近い土地を購入する際は、リスクも考慮した上で購入を検討する必要があります。

今回は、山に隣接した土地に家を建てるリスクや、土地選び・家を建てる際の注意点を解説します。

01土地選びでチェックすべき内容

山に隣接する土地を選ぶ際は、土砂災害のリスクを十分に考慮しなければなりません。

 

まず、その土地が「土砂災害警戒区域」に指定されているかどうかを確認しましょう。

自治体によっては、そのような区域で家を建てる際の制限が設けられています。

 

次に、山の斜面の傾斜や地質の確認も必要です。

山の傾斜が急な場合、土砂崩れの危険性も高くなります。

また、雨水の影響を受けやすい粘土質や砂地だと、土砂災害の危険性も高まります。

岩盤がしっかりした土地であれば比較的安全です。

 

さらに、その地域の降雨量や気候条件も考慮する必要があります。

大雨がよく降る地域ほど土砂災害や水害リスクがより高くなります。

これらの要素を総合的に判断して、安心・安全に暮らせる土地を選ぶことが大切です。

 

02家を建てる際の安全対策

山に隣接する土地でも、適切な対策を行うことで土砂災害のリスクを軽減し、安心して暮らせます。

 

まず、斜面からある程度の距離を離して建物を建てることが重要です。

距離があれば、土砂災害が発生しても建物への被害を最小限に抑えられます。

 

また、敷地の裏に排水設備を設置しましょう。

雨水が建物に流れ込みにくくなり、建物への浸水も防ぐことができます。

斜面の崩壊を防止できるよう、擁壁の設置も検討するとよいでしょう。

 

その他にも、植栽も対策として有効です。

木の根はしっかりと土を固定するので、斜面が崩壊しにくくなります。

ただし、専門的な知識を要するため、造園業者など専門家に相談することも大切です。

 

自治体が公開している土砂災害情報やハザードマップを活用し、その土地のリスクを事前に把握するようにしましょう。

適切な情報を入手して対策を行うことで、山が近くても安心して暮らせます。

03自然とともに暮らす上での注意点

山に近い場所に住む場合は、日頃からの注意も大切です。

大雨や台風が発生した際は、土砂崩れの兆候にいち早く気づくことが重要です。

例えば、山の斜面に亀裂が入ったり、土がいつも以上に湿っていたりする場合、土砂崩れの危険信号かもしれません。

このような兆候を見逃さずに早めに安全な場所に避難しましょう。

 

また、近隣住民や地域の防災コミュニティとも連携して情報共有もしましょう。

地域の防災計画に参加し、避難経路や避難場所を事前に確認しておくことも大切です。

日頃から防災意識を高め、災害時に迅速な対応ができるようにしておきましょう。

 

04まとめ

山が後ろにある土地で家を建てることは、美しい景観と静かな環境を得られますが、土砂災害が起こるリスクもあります。

事前の情報収集を行い、適切な対策を取り入れることで、山が近くにある土地でもリスクを減らして安全に暮らすことが可能です。

土地探しや家づくりに関して悩んでいる方は、注文住宅のプロに相談してみましょう。

 

ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!

 

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