家づくりコラム
庭の植栽剪定、どれくらいのペースが理想?
自宅の庭を美しい状態に保つためには、植栽の茎や葉っぱを伸ばしっぱなしにせずに定期的に剪定することが必要です。
しかし、どの頻度で剪定すれば良いか悩むところですよね。
今回は、庭木や植物ごとにどの頻度で剪定すべきか、タイミングや頻度をご紹介します。
01ー剪定はなぜ必要?
剪定は庭の見た目を整えるためだけでなく、風通しを良くして病害虫を防ぐためでもあります。
特に枝葉の密集しやすい木は、適度に間引いて日光を均等に当てるようにしましょう。
また、庭木の枝が家に近づきすぎている場合、剪定することで風通しが改善され、湿気による家の劣化を防ぐことにもつながります。
定期的な剪定は木にとってもストレスを軽減できるので、健康な状態も維持できます。
02ー植栽ごとに異なる剪定のスパン
剪定期間は植栽の種類ごとに異なります。
それぞれの剪定スパンを見ていきましょう。
庭木
庭木の剪定は年1〜2回程度が目安です。
植物の種類や成長スピードによって様々ですが、例えば成長の早いクスノキやヤマボウシなどは枝が伸びすぎると全体のバランスが崩れるため、年に2回程度の剪定が必要です。
一方、成長が緩やかなモミジやサルスベリなどは年1回程度で大丈夫でしょう。
また、剪定する時期にも気をつけましょう。
落葉樹の場合は冬の休眠期の剪定がおすすめです。
木に負担がかかりにくく、春になった時の成長促進にもつながります。
常緑樹は5〜6月ごろの新芽が伸びたタイミングで行いましょう。
低木や生垣
低木や生垣の剪定は年2〜3回程度が目安です。
庭の縁取りや目隠しとして使われる低木や生垣は、形を整えるために剪定をこまめにする必要があります。
ツツジやサザンカのような低木は、花が咲き終わった頃に剪定をしておくと次のシーズンも美しい花を楽しめます。
生垣は、全体の高さや幅を均一に保つため、特に7月~9月の夏場に2~3回程度の剪定を行うのが一般的です。
芝生や地被植物
芝生や地被植物の剪定は月に1回程度が目安です。
芝生や地被植物は、春から秋ごろに月1回程度刈り込みを行って成長を促進させましょう。
成長しすぎると芝に害虫が発生するため、定期的に管理を行うことをおすすめします。
03ー剪定をスムーズに行うために
剪定を定期的に行うために、剪定ばさみやのこぎりなどの道具が必要です。
木にダメージを与えず美しい仕上がりにするためにも、切れ味の良い道具を使いましょう。
剪定後は道具の清掃や消毒を忘れずに行いましょう。
自分での剪定が難しい場合や、大きな庭木の管理が必要な場合は、専門の造園業者や工務店に相談するのもおすすめですよ。
04ーまとめ
庭を剪定する場合、植物の種類に合わせてタイミングや頻度を変える必要があります。
定期的な剪定は庭を美しく保つだけでなく、植栽の健康や家の快適さにもつながります。
家づくりでの庭の設計など、お庭に関してお悩みがある方は家づくりのプロにご相談くださいね。
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