新築注文住宅の床材選び!フローリング種別のメリットデメリットを紹介
- 2020/07/21
新築の床材選びが重要な理由
家づくりにおいて、間取りや内装をメインに考えてしまいがちですが、実は床材選びも非常に重要な要素です。
その理由は、家の中で暮らす上で、肌に触れている時間が長いからです。
特に暑い季節では、裸足で過ごされる方も多いため、床材選びが今後の住み心地に関わってきます。
床材は、その材質によって触り心地も様々です。
今回はフローリングを構成する床材の種類をご紹介します。
フローリング種別によるメリットとデメリット
そもそもフローリングとは、木材をそのまま加工した、または天然の木をそのまま利用した床材の製品のことで、現在の住宅では最も人気があるといえるでしょう。
大きく分けると、「無垢フローリング」と「複合フローリング」の2つに分けられます。
無垢フローリング
無垢フローリングとは、天然木100%の床材のことで、木材本来の魅力を存分に楽しめるのが特徴です。
木材をそのまま使用しているため、次のようなメリットがあります。
- 高級感漂う雰囲気
- 肌触りが良い
- 経年変化を楽しめる
- 足元が冷えにくい
- 調湿性に優れている
特に、木材は経年変化で色が変化していき、どんどん味が出てくるものです。
これは無垢材ならではの楽しみといえるでしょう。
湿度を一定に保とうとするなど、心地良さが感じられる一方で、天然素材がゆえに、次のようなデメリットも挙げられます。
- 導入コストや維持費がかかる
- 傷、汚れ、シミ等がつきやすい
- 水に弱い
- 反りや曲がりが出る可能性がある
もちろん、扱い方にを気をつけることでデメリットもある程度防ぐことが可能です。
ただ、中にはこうしたデメリットから、無垢の床を選んだことを後悔している方もいらっしゃるようです。
複合フローリング
次に紹介するのは、複合フローリング。
複合フローリングとは、薄い集成材等の板を複数貼り合わせ、表面に木目の化粧材を貼り合わせた床材です。
表面の木目をプリントしたシートを貼る「化粧シートタイプ」や、薄くスライスした天然木を貼る「突き板タイプ」、突き板よりも厚めの天然木を貼り合わせる「挽き板タイプ」があります。
こうした種類によって費用や見た目、肌触りも異なります。
複合フローリングのメリットは、次の4つです。
- 無垢フローリングよりもコストを抑えられる
- 傷や汚れ、シミ等がつきにくい
- お手入れがしやすい
- 複合材のため変形はほぼ起きない
一方で、デメリットももちろん存在します。
- 見た目や肌触り、雰囲気は無垢フローリングに劣る
- 調湿効果はほとんどない
- 保温効果もあまりないので、冬場は足元が寒く感じる
コスト重視で選ぶのか、それとも肌感や質で選ぶのか、こうしたメリット・デメリットを整理しながら選びたいですね。
新築の床材はメリットデメリットを確認して決めよう
ここまで紹介したように、無垢フローリングや複合フローリングの特徴は一長一短です。
一概にどちらが良いとはいえません。
しかし、お値段やお手入れなど、それぞれのご家族のライフスタイルに合わせて、決めることはできます。
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