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家づくりコラム

二世帯住宅を賃貸併用住宅として使うメリットと注意点

コラム
2024.11.25
二世帯住宅を賃貸併用住宅として使うメリットと注意点

二世帯住宅は、親世帯と子世帯が同居するための住宅です。

しかし、将来的には家族構成やライフステージの変化により、二世帯住宅の使い方も変わってくるでしょう。

一般的に可能性が高いのは、いつかは親世帯の居住スペースが空くことです。

そんな時のために、二世帯住宅を将来賃貸併用住宅としても使えるようにしておくという選択肢があります。

今回は、二世帯住宅を賃貸併用住宅にするメリットや注意点を解説していきます。

01賃貸併用住宅って何?

賃貸併用住宅って何?

賃貸併用住宅とは、一軒家で自分たちの住まいと賃貸に出せる部屋を両方設けた住宅のことです。

自宅の一部で自分たちが生活し、残りの部分を賃貸として貸し出す形をとることで、家賃収入を得ながら住むことができるのです。

02二世帯住宅を賃貸併用住宅として使うメリット

二世帯住宅の場合、親世代が他界したりどちらかが別の場所に移り住んだりした際に空きスペースができてしまいます。

その空いたスペースを賃貸に出せるような形の二世帯住宅にしておくことは、いくつかメリットがあります。


将来の収入源になる

親世代が他界したり別の場所に移り住むことで空いた部屋を賃貸に出すことで、定期的な家賃収入を得ることができます。

特に、老後の生活費やローン返済に役立てることができるため、経済的な安心感を得ることができるのは大きなメリットです。


柔軟に住み替えできる

二世帯住宅は、子世帯が独立して別の場所に住む場合や、親世帯が介護施設に入る場合など、将来的にどちらかが住み替えを検討することになる可能性も高いです。

もしも空いたスペースを有効活用できないような二世帯住宅であれば、スペースが無駄になってしまう、ローンの支払い等で家を維持するのが難しくなる、といった状況になることも考えられます。

家を建てる段階から賃貸に出すことを考慮した住宅にしておくことで、住み替えを検討する際も柔軟に考えることが可能になります。

03賃貸併用住宅にする注意点

二世帯住宅を賃貸併用住宅として使う場合の注意点をみていきましょう。


プライバシーをどうやって確保するか

他人の世帯同士が近接して暮らす場合、プライバシーの確保は何より重要です。

二世帯住宅を賃貸併用として使う場合、賃貸部分と自宅部分が隣接しています。

生活音が気になったり出入りの際に鉢合わせしたりといった可能性もあるため、二世帯住宅の設計時から将来賃貸併用住宅にすることを考慮してゾーニングしておく必要があります。


賃貸住宅運営のための知識が必要

賃貸併用住宅を成功させるためには、次のような賃貸経営の基本的な知識が必要です。

・賃貸契約の管理

・入居者とのコミュニケーション

・修繕・メンテナンス対応 など

賃貸において必要な管理業務などもあるため、賃貸管理業者に管理を依頼するのもおすすめです。

また、いつかは賃貸部分が空室になるリスクもあります。

その際は収入が途絶えてしまうため、長期的な資金計画を立てることも重要です。


初期投資が必要

賃貸併用住宅にするためには、初期投資も必要です。

いくら違う世帯とはいえ家族同士であればそれほど気にする必要がなかった点が気になることも考えられます。

例えばしっかりと防音対策をしたり、玄関の位置や向きを考慮したりなど、賃貸スペースを独立させるためにコストをかけなければなりません。

04まとめ

まとめ

親世帯と子世帯が一緒に暮らした二世帯住宅を将来賃貸併用住宅として使うことは、さまざまなメリットがあります。

しかし、その場合は二世帯住宅の設計段階から賃貸併用住宅を見据えて設計したり、管理運営に関して勉強したりと準備が必要です。

将来的に二世帯住宅を賃貸併用住宅として使うことを考えるなら、注文住宅のプロにご相談くださいね。


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