間取りの工夫で効率化!「水回り」を集約するメリットとは?
- 2024/10/19
水回りとは、キッチンや洗面所、トイレ、浴室などの水を使う場所や設備が集中しているエリアのことを言います。
基本的に日常生活で毎日使う場所で、水・ガス・電気を大量に使う場所でもあります。
これらの設備をどのように配置するかによって、生活のしやすさや家の維持管理の効率が変わることをご存知でしょうか。
今回は、水回りを集約させた間取りのメリットと注意点をご紹介します。
水回りをまとめることのメリットとは?
ここでは、3つのメリットをご紹介します。
配管が効率化できる
水回りをまとめた間取りにすることで、配管工事を簡略化でき、設置コストが削減できます。
水や排水の配管も短くなるため、水圧が低下しにくくなり、エネルギー効率の向上にもつながります。
配管の位置を集約している分、メンテナンス時の修理や点検もしやすくなります。
省エネ効果がある
水回りを集約することで、給湯器から各設備への距離も短くなり、熱損失が少なくてすみます。
余分なエネルギー消費が少なくなるため、光熱費の節約につながります。
床暖房や温水器を使用する家庭においては、特に効果が高いでしょう。
効率の良い生活動線になる
水回りがまとまっていると、日々の家事や身支度などがスムーズになります。
洗面所で洗濯しながら、手が空いたらキッチンへ移動して料理をする、といったことも容易になるでしょう。
スムーズな家事動線は家事にかかる時間の短縮にもなるため、忙しい人にもおすすめです。
水回りをまとめることの注意点って?
水回りを集約することで様々なメリットを得られますが、注意すべきポイントもあります。
注意点をしっかりと理解し、水回りの間取りを慎重に計画しましょう。
防水・防音対策が必要
水回りが集まるっている分、湿気がこもりやすくなるため、対策が必要です。
適切な換気設備を設置する、クッションフロアなどの水に強い床や壁材を選ぶ、といった対策でカビや腐食のリスクを減らしましょう。
また、トイレの排水音やお風呂の給水音が他の部屋に伝わらないように、防音対策も必要です。
将来のライフスタイルも見据える
長く住み続けていると、家族構成や生活スタイルにも変化が出ます。
そのため、将来的にリフォームが必要になってくることも。
水回りをまとめている場合、リフォーム時の工事がやりやすいというメリットはありますが、レイアウトの変更がしにくいというデメリットもあります。
将来的なニーズも見据えた上で、設計段階から対応策を検討しておくとよいでしょう。
まとめ
水回りの配置は、住宅設計の中でも重要な項目の1つです。
効率よく生活できる間取りにするためにも、家づくりのプロの意見を参考にしましょう。
新築住宅で水回りをどのようにするか悩んでいる方は、ぜひ家づくりのプロにご相談くださいね。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!