「地型が悪い土地」ってどんな土地?家を建てるにはどうしたらよい?
- 2024/10/10
土地探しをする際、「地型が悪い」という言葉を耳にすることがあります。
地型が悪いとは、土地の形状が不整形であったり、敷地内で傾斜がある土地を指します。
こういった土地は、建築設計の自由度が制限されたり工事費用が高くなったりすることがあり、あまり好まれる土地ではありません。
しかし、地型が悪い土地であっても、工夫次第で理想的な家づくりをすることは可能です。
そこで今回は、「地型が悪い土地」の特徴と、地型が悪い土地で家を建てる際のポイントを解説します。
「地型が悪い」ってどんな土地?
不規則な形をしている土地
細長い、L字型、三角形など不規則な形をしている土地は、通常の四角形の土地よりも設計が難しくなることが多いです。
その形状により建物の設計の際に制限が生じやすく、間取りや玄関、駐車スペースの配置などにも工夫が必要となります。
傾斜のある土地
傾斜のある土地は、建物の基礎工事で特別な対策が必要です。
排水や土砂崩れなどのリスクもあるため、そのリスクを回避するための追加工事をしなければならない場合には追加費用も発生します。
周辺環境との位置関係が悪い土地
周囲に高い建物があるおかげで日当たりや風通しの悪い土地、隣接する道路が狭くて車の出し入れが難しい土地など、周辺との位置関係が悪い土地も地型の悪い土地と言えます。
土地の購入を検討する際は、周辺環境もしっかりと確認しなければなりません。
地型が悪い土地で家を建てるには?
設計の工夫が必要
土地の形や形状を最大限活用し、その土地に合った最適な間取りや駐車スペース、庭を確保する必要があります。
例えば土地が三角形なら、三角形のスペースを庭や駐車場として活用し、建物は四角形のスペースを確保できるようにして居住空間をしっかり取るといった工夫が考えられるでしょう。
また、細長い土地の場合は、通路を利用して部屋を効率的に配置する設計が考えられます。
地盤改良や基礎工事が必要
地盤が弱い土地や傾斜のある土地の場合、地盤改良や基礎工事が必要になることがあります。
その土地の状況によって必要な工事は変わりますが、建物の安全性を確保し将来的な地震や災害に備えるためには大切な工程です。
予算に余裕を持たせる
地型の悪い土地は、設計の難しさや地盤改良・基礎工事が必要となる可能性があることから、通常よりも建築費用が高くなることがあります。
地型の悪い土地で家を建てる場合は、予算に余裕を持たせるようにしましょう。
まとめ
地型が悪い土地でも、工夫することで家を建てることは可能です。
また、地型の悪い土地は通常の土地よりも価格が安いことが多いので、土地にかける費用を抑えたい方は検討してみるのもひとつの手です。
ただし、上記の通り、建築にかかる費用が高くなる可能性があるため、トータルコストを考えた上で慎重に土地を選ぶ必要があります。
家づくりを計画中の方は、ぜひ土地に関しても家づくりのプロに相談してみましょう。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!