屋上で守るべき安全基準とは?快適に使うための対策を考えよう
- 2024/08/16
家を建てる際に、できれば屋上を設けたいと考える方も多いのではないでしょうか。
屋上はプライベートな屋外スペースとして色々な活用ができ、家族の憩いの場にもなります。
しかし、実は屋上には守るべき安全基準があります。
そこで今回は、屋上で守るべき安全基準と、屋上の安全対策例を紹介します。
法規や条例によって定められた屋上の安全基準
建築基準法や地方自治体の条例により屋上の安全基準が定められているのはご存知でしょうか。
たとえば、落下防止のための手すりを設置すること、積雪や風荷重にも耐えられるような設計にすること、屋根の耐荷重性能なども考えなければなりません。
屋上を安心して活用するためにも、安全基準を確認した上で適切なプランを立ててもらいましょう。
屋上の安全対策例
手すり・防護フェンスの設置
まず屋上には、適切な高さの手すりや防護フェンスを設置することが基本です。
手すりや防護フェンスがあることで転落を防止できるので、子供でも安心して屋上を利用できます。
また、防護フェンスは屋上から物を落としてしまう危険性に対しても有効です。
特に人通りが多い場所には、万が一物を落としてしまっても人に怪我をさせることがないよう、防護フェンスを設置しておきましょう。
滑りにくい床材を使用
屋上の床材には滑りにくい素材を選びましょう。
雨や雪の多い地域は特に滑りにくい素材を選び、転倒による怪我を防ぐことが大切です。
屋上の床材として適切な素材には以下のようなものがあります。
- ポーキッシュドコンクリート
- 天然石
- 特殊な屋外用タイル
これらの素材であれば滑りにくいため、安全に屋上を利用できるでしょう。
UV耐性や耐候性もあるので、綺麗な状態を長期間保てることもメリットの1つです。
定期的な保守・点検
定期的な保守・点検も安全に屋上を使うために必要なことです。
屋上は、雨風や紫外線に常に晒されているため、劣化が進行しやすいです。
定期的に状態を確認し、ひび割れや欠けなどがあるようなら早めにメンテナンスを行いましょう。
必要に応じて屋根の補修をしたり、防水処理を行うことも重要です。
また、防護フェンスや手すりが劣化していないかなどもチェックし、必要に応じて補強しましょう。
このように、定期的に保守・点検を行うことは、住む人の安全を守るためです。
保守・点検を放置すると、屋上の防水機能が失われて家の中が雨漏りする可能性もあり、そうなると、雨漏りの補修費用で大きな金額を負担しなければなりません。
大きな被害に繋がらないためにも、保守・点検を心がけてくださいね。
まとめ
屋上にある安全基準を守ることで、住む人が安心して屋上を使えるようになります。
家族や友人と一緒に楽しく屋上が使えるように、上記のような安全対策を行いましょう。
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