火災に強い家を作る!準耐火構造について | ミタス・カンパニー

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火災に強い家を作る!準耐火構造について

  • 2024/02/01

マイホームを建てるなら、火災に強い家にしたいですよね。

災害はいつ起こるかわかりません。

もしも火災が起きてしまった際に大切なのは、避難や消火活動が間に合うように、家の倒壊までの時間を引き延ばすことです。

そのため準耐火建築物においては、建物が倒壊するまで耐えられる時間を「45分準耐火」「1時間準耐火」など時間で示しています。

今回はそれぞれの基準をご紹介します。

 

「準耐火構造」について

「準耐火構造」とは、火災時に建築物の延焼を抑えるため、主要構造部に準耐火性能のある被覆をほどこした建築構造のことです。

準耐火構造には、木材を石膏ボードなどの延焼しにくい素材で覆ったり、燃えしろ設計を用いたりする方法があります。

このような設計を行い、火災が起きたとしても1時間は建物が構造を保てることが認められたものを「1時間準耐火」と呼びます。

準耐火構造は、耐久時間によって「30分準耐火」「45分準耐火」「1時間準耐火」に分けられます。

なお、屋根や階段などは条件が緩和されており、1時間や45分の準耐火構造が要求される場合でも、30分の防火性能で良いことになっています。

また、「1時間準耐火」は、3階建て以上の建築物に求められます。

「45分準耐火」は、防火地域内の2階建て以上の木造住宅、準防火地域内の3階建ての建物などに主に要求されます。

 

「耐火時間」の重要性

 

前述したように、準耐火構造で定められた時間は、火災が起きたとしてもその時間分は建物が倒壊せずに立ち続けられることを示しています。

これは、火災が起きた場合に「消火活動を行わなくても」建物が倒壊しない時間です。

平成21年のデータによると、火災発生から鎮火するまでの時間は、50%が40分以内、66%が1時間以内となっています。

つまり、建物火災の3分の2は1時間以内に消火されています。

建物に1時間の耐火性能があれば、高い確率で崩壊を免れることができます。

また、耐火構造は延焼を食い止めるという意味でも重要です。

周囲の建物に火を燃え広がらせないためにも重要な構造なのです。

 

まとめ

もしも住宅が火災にあった場合でも、火災に強い住宅であれば火災による被害を最小限に留めることが可能です。

火事を起こさないことが一番ですが、災害はいつ起こるかわからないもの。

万が一火事になってしまったときに、家族の安全を守れるような対策が重要です。

火災に強い家づくりがしたいと思われたら、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。

 

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