平屋と2階建てはどっちがいい?それぞれのメリット・デメリットを解説
- 2023/11/01
家づくりを考えられている方の中には、平屋にするか2階建てにするか迷われている方もいるのではないでしょうか。
近年では平屋の人気が高まっており、平屋を選択する人が増えています。
しかし都市部においては広い土地を確保するのが難しく、平屋は建てられないというケースもあるでしょう。
平屋か2階建てかの選択は好みの問題だけではなく、土地の広さや建築計画、またどのようなライフスタイルを望んでいるかによってどちらが適しているか変わってきます。
平屋と2階建てにはそれぞれにメリット・デメリットがあるため、比較してよく考えるのがおすすめです。
この記事では、平屋と2階建てそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
平屋のメリット・デメリット
メリット
平屋は1階ですべての生活を完結させることができます。
2階への移動がないため、荷物を持って2階に移動するなどの身体的負担がありません。
特に高齢になってくると、階段の上り下りが負担になったり階段での転倒リスクが高くなったりします。
高齢者や足の不自由な方にとっては2階がない平屋のほうが生活しやすいでしょう。
また、建物は高くなるほど地震の揺れの影響を受けやすくなります。
2階建ての場合、地震で2階部分が崩壊すると1階が潰されてしまいます。
地震という点においては平屋の方が安心だと言えるでしょう。
デメリット
平屋のデメリットは、2階建てと同じ広さの部屋を確保する場合、その分広い土地が必要になってしまうという点です。
特に都市部の場合は土地の価格が高く狭小地も多いため、平屋を建てられるほどの面積がない場合があります。
また、平屋の場合、日当たりや通風を確保しにくいというデメリットもあります。
周囲が2階建てなどの背が高い建物に囲まれている場合、平屋は日が当たりづらくなってしまいます。
平屋を検討する場合、周辺環境もよく考慮する必要があります。
2階建てのメリット・デメリット
メリット
2階建ては、土地面積が狭くても十分な生活スペースを確保しやすい点がメリットです。
都市部に家を建てたい場合は2階建てや3階建てが適しているでしょう。
また、2階建ては日当たりや通風を確保しやすいです。
もしも日が当たりにくい立地であっても、吹き抜けを作り高い位置に窓を設ければ、1階部分まで十分に日差しが入ってきます。
デメリット
2階にも部屋を作ることで生活スペースを広く取ることができますが、その分階段の上り下りをしなければならないため、それが身体的負担になってしまうでしょう。
若い頃は気にならなくても、高齢になってくると2階に上るのが負担に感じる可能性があります。
老後まで長く住まうことを考えれば、1階部分だけでも生活が完結できるような間取りを考えておくといいかもしれません。
また地震の際は、2階建てのほうが揺れの影響を受けやすく、家屋が倒壊する危険性が高くなります。
まとめ
2階建てと平屋にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、何を重視するかによってどちらが適しているかは変わってきます。
選ぶ土地のエリアや広さ、またライフスタイルや老後の生活のことまで総合的に考えた上で選択してみてくださいね。
どちらがいいか迷われたら、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてください。
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