家の中で病気になる?ハウスダストが引き起こす疾患とは
- 2023/11/10
家の中で家族がゴホゴホと咳き込んでいたり、鼻炎や皮膚炎が治らなかったりする場合、その原因はハウスダストかもしれません。
ハウスダストは様々な疾患やアレルギー反応を引き起こすアレルゲン物質です。
ホコリの中でも特に小さな1mm以下の物質をハウスダストと呼びます。
その中には、砂塵や花粉、ダニの死骸や繊維くず、またペットの毛などが含まれます。
この記事では、ハウスダストが引き起こす疾患にはどんなものがあるのかについてご紹介します。
喘息
喘息は、発作が起こるとヒューヒューと呼吸の音がして息が苦しくなったり痛みが出たりします。
アレルゲンとなる物質を吸い込むことによって喉が腫れたり、痰が詰まったりして呼吸困難を引き起こすことが原因と言われています。
つまり、ダニの死骸や動物の毛などのハウスダストが喘息の大きな要因となるのです。
子供から大人までかかる可能性があり、注意が必要です。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎も子供から大人までかかる可能性のある疾患です。
アレルゲンとなる物質を吸い込むことで、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどの症状が出ます。
場合によっては目のかゆみや充血を伴うこともあります。
季節性の疾患である花粉症も、アレルギー性鼻炎のひとつです。
アレルギー性結膜炎
目の表面を覆っている「結膜」に炎症が起き、目の充血やかゆみ、涙目、目の違和感などの症状を引き起こす結膜炎。
結膜炎は花粉など様々な物質が要因となりますが、ハウスダストも結膜炎のアレルゲンの一つです。
ハウスダストがアレルゲンの場合、1年中発症する可能性があります。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は強いかゆみが特徴の皮膚疾患です。
かゆみによって皮膚を掻くことで皮膚が傷ついてしまい、さらに悪化してしまうこともあります。
アレルギー体質の人や皮膚のバリア機能が弱い人によく見られます。
アトピー性皮膚炎は、一度治ったと思っても何度も繰り返してしまう厄介な疾患です。
まとめ
様々な疾患を引き起こす可能性があるハウスダストですが、ハウスダストは完全に防ぐことはできません。
家の中にいてこのような症状が出たら、ハウスダストアレルギーを疑ってみたほうがよいかもしれません。
もし症状が起こった場合、速やかに医師の診察を受ける必要があります。
早期に対応するためにも、ハウスダストが引き起こす疾患にはどのようなものがあるかを知っておくことは重要です。
家族が健康で快適に暮らす家づくりがしたいと思われたら、ぜひ住宅の専門家に相談してみてくださいね。
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