ガレージハウスとビルトインガレージの違いとは?メリットと注意点を解説
- 2023/11/07
車やバイクが趣味という方にとって、ガレージハウスに憧れを持つ方は多いのではないでしょうか。
大切な愛車を保管でき、また車いじりなどの趣味をする場としてガレージハウスはぴったりです。
しかし、ガレージハウスには注意点もあります。
この記事では、ガレージハウスのメリットとともに注意点についても解説します。
ガレージハウスとビルトインガレージの違い
ガレージハウスと似た言葉に、ビルトインガレージというものがあります。
この2つはどう違うの?と疑問に思われる方もいるかもしれません。
ガレージハウスとは住宅と車庫が一体となった建物のことです。
車を駐車するガレージには、独立したガレージと建物に組み込まれているビルトインガレージの2つがあります。
このビルトインガレージが組み込まれた家のことを、ガレージハウスと呼びます。
ガレージハウスのメリット
雨風や紫外線から愛車を守る
駐車場に屋根がない場合、愛車は雨風にさらされてしまいます。
そのため、車が汚れたり、風で物が飛んできて車に傷がついたりしてしまう可能性があります。
また、太陽光もそのまま車に当たるため、紫外線によって車が劣化してしまうことにもなります。
屋根のあるカーポートの場合、雨風や紫外線をある程度は防いでくれますが、壁がないため風が強いときには雨が吹き込みます。
また、物が横から飛んできた場合に防ぐことができません。
ガレージハウスは四方を囲まれているため、一番安全に雨風や紫外線から車をしっかり守ることができますよ。
防犯性が高い
シャッターや鍵がついていない駐車場の場合、誰でも簡単に車に近づくことができてしまいます。
しかし、ガレージハウスの場合はそう簡単に侵入することはできません。
ガレージハウスは雨風や紫外線からだけではなく、盗難やいたずらからも車を守ることができます。
乗り降りや荷物の出し入れがしやすい
屋根がついていない駐車場の場合、雨天時は車への乗り降りの際に濡れてしまいます。
また、駐車場と家との間に距離がある場合、荷物の積み下ろしも大変ですね。
住宅とガレージが一体となったガレージハウスは、住居スペースとガレージの距離が近いのがメリットです。
雨天時でも傘を使わず車への乗り降りができますし、荷物の積み下ろしも楽に行うことができます。
特に小さなお子さんや高齢者がいるご家庭では、車への移動や乗り降りが楽なのはメリットとなるでしょう。
ガレージハウスを作る際の注意点
騒音・換気対策
ガレージハウスは居住スペースとガレージの距離が近いため、注意しなければならない点があります。
まず、車の騒音が家の中に響きやすいという点です。
車のエンジン音やガレージのシャッター音が家の中に伝わりやすく、うるさいと感じるかもしれません。
静かに過ごしたい寝室や家族が集まるリビングは、ガレージと離れた間取りにするなどの工夫が必要です。
トイレや物置などあまり長い時間を過ごさない部屋をガレージに隣接させるとよいでしょう。
また、ガレージハウスは車の排気ガスがこもりやすくなってしまうため、換気対策も重要です。
適切な換気対策を行わないと、居住スペースの方まで排気ガスが流れてしまうかもしれません。
ガレージに換気扇を設置するなどして、適切に排気ガスが換気されるようにしましょう。
間取りに制約が生じる
ガレージハウスは家にガレージを組み込むため、その分の居住スペースが狭くなってしまいます。
そのため、リビングを理想より狭くする必要があったり、2階にリビングを設置するなど間取りの工夫が必要になるかもしれません。
また、ガレージは柱のない空間を広く取る必要があるため、耐震面もしっかり考えて設計する必要があります。
梁を太くしたり、強度の強い建材を使用したりする必要があるなど、様々な部分に制約が出てくるでしょう。
まとめ
大切な愛車を安全に保管することができるガレージハウスにはたくさんのメリットがあります。
しかし、設計時に注意しておかなければならないこともありますので、間取りや耐震性などはしっかりと専門家に相談しながら考えましょう。
安全で快適なガレージハウスを建てたいと思われたら、ぜひ一度家づくりのプロに相談してみてくださいね。
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