ナチュラルなインテリアには曲木家具がおすすめ!特徴や代表的な木材をご紹介
- 2023/08/22
曲木家具をご存知でしょうか?
木の特性を活かした曲木家具はナチュラルなインテリアにぴったりです。
この記事では、曲木家具についてご紹介します。
曲木家具とは
曲木という技術は、木材に高温の蒸気を当てて柔らかくすることで、思い通りの形に曲げて加工するというものです。
真っ直ぐなままの木材をボルトなどで組み合わせて作る家具と違い、木材をゆるやかな曲線に曲げることで、やわらかな温かみのある家具になります。
また、ボルトなどでの接合点が少なくなるため、強度が高く耐久性に優れているという特徴があります。
曲木で作られた家具の中には80年前に作られ現在でも現役で使われている椅子もあり、このことからもその耐久性をうかがい知ることができます。
曲木家具に用いられるのは、「可塑性」が高い木材です。
可塑性とは木材の形の変えやすさのこと。
可塑性が高い木材は水分を多く含み、熱することで柔らかくなり形を変えやすいという特徴があるのです。
可塑性が高い木材は「粘りがある木材」とも呼ばれます。
曲木家具に使われる代表的な木材
オーク材
曲木といえばオーク材といわれるほど、曲木家具によく使われます。
ナラの一種であるオーク材は、古くから北欧家具に使われている木材で、やわらかな色味と経年変化による色の変化が魅力です。
また、虎斑模様と呼ばれるオーク材特有の木目も人気の理由です。
ナチュラルな風合いは日本の家具とも親和性が高く、日本でも人気の高い樹種です。
バーチ材
バーチ材は白樺の木です。
曲木家具の代表的なデザイナーであるフィンランドの建築家、アアルトがデザインしたスツール60には、このバーチ材が使われています。
スツール60は発売から80年たった今でも使われています。
デザインの人気の高さとともに、バーチ材が耐久性に優れていることも分かりますね。
ビーチ材
ビーチ材は日本ではブナの木と呼ばれています。
世界中に分布しており、ヨーロッパで広く家具に用いられています。
日本でもよく家具に使われます。
楡(ニレ)
荒い木目が特徴で、その木目を活かすためにダークな色合いに塗装されることが多い楡。
よく家具材として用いられる楡は、可塑性が高いため曲木家具にも使われます。
その独特な木目が人気で、インテリアのアクセントとしても使用されます。
まとめ
曲木家具は木のナチュラルな特徴を活かした家具で、北欧インテリアやナチュラルインテリアにぴったりです。
曲木家具であたたかみのある部屋を演出したかったら、設計の段階からナチュラルなインテリアを計画しておくことがおすすめです。
壁やフローリングの色など、総合してインテリアの方向性を決めることができ、より曲木家具を活かした空間づくりができるでしょう。
理想の家づくりを実現するためには、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!