家が建つと見えなくなる配管。その維持管理対策等級について知っておこう
- 2023/08/25
家のガス管や給排水管などの配管類は、家が建つと見えなくなる部分です。
しかし、ガスや水道は生きていくうえで必要なものであり、ガス漏れなどが起きないように適切に維持管理する必要があります。
そこで、配管には「維持管理対策等級」というものが定められています。
この記事では、住宅の維持管理において欠かせない、配管の「維持管理対策等級」についてご紹介します。
配管は維持管理がしにくい!
住宅を構成する材料の中には、構造体などの比較的耐用年数が長いものと、内外装や配管などの耐用年数が短いものがあります。
特に給排水やガス管などの配管類は、狭い専用スペースに設置され、家が建ったあとは見えなくなる部分です。
そのためメンテナンスが非常に大変ですし、気づかないうちに劣化してしまっているという可能性もあります。
そんな配管のメンテナンスのしやすさは、快適に暮らしていくためには実は重要なものなのです。
配管の維持管理対策等級とは
配管の維持管理のしやすさは、住宅性能表示制度で評価されます。
その基準が「維持管理対策等級」で、3等級に分けられており、次の3点を評価基準としています。
- a:ほかの住居に入らずとも、専用配管の点検や管理ができる(主に共同住宅)
- b:配管が躯体内(コンクリート)に埋め込まれていない(躯体を傷つけず補修ができる仕様)
- c:点検口や掃除口が設けられている(躯体や仕上げ材を傷つけない仕様)
そして、この基準をいくつ満たしているかで等級が評価されます。
- 等級3:上記a~cを3つとも満たしている
- 等級2:aとbを満たしている
- 等級1:それ以外
このように、点検や清掃、メンテナンスのしやすさが評価されます。
配管のメンテナンスがしやすい家にしたいと思ったら、この維持管理対策等級を目安にすると良いでしょう。
まとめ
住宅には耐用年数が長い箇所と短い箇所があります。
長く快適に暮らすためには、配管などの耐用年数が短い箇所は適切にメンテナンスを行い、きちんと維持管理していくことが非常に重要になってきます。
特に配管などの目に見えない部分は、安心できるプロに相談しながら家づくりを進めるのが最も安心できるでしょう。
配管の維持管理対策等級についてや、その他にも家づくりで気になることがあれば、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。
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