新築にフェンスを施工する際の材質選びと注意点とは?
- 2023/07/10
隣家と距離が近い場合や人通りの多い道路に家が面している場合、敷地の周囲にフェンスを施工することがあります。
フェンスというと「家の外周を囲うもの」というイメージがあるかもしれません。
フェンスには外からの視線を遮り、庭や家の中を居心地のいい空間にしてくれるという効果もあります。
しかし、フェンスを施工することで眺望が悪くなったり圧迫感が出たりしてしまう場合もあります。
この記事ではフェンスの2つの役割とフェンスの材質についてご紹介します。
「目隠しフェンス」と「境界フェンス」
フェンスには大きく分けて2つの役割があります。
1つは、外からの視線を遮る目隠しとしての役割。
もう1つは、隣地や道路との境界をはっきりさせるという役割です。
目隠しのためにフェンスを施工する場合、フェンスを高くすればするほど、目隠し効果は高まります。
しかし、外からの視線を遮るということは同時に、庭からも外が見えなくなるということになります。
また、背の高いフェンスは圧迫感を感じるため、目隠しとして高いフェンスを施工すると後悔するケースもあります。
特に都会の狭小地の場合、あえてフェンスを施工しないほうが開放感が出て家や庭が広く感じられることもあるでしょう。
フェンスの材質について
木製フェンス
木製フェンスはナチュラルな印象なので、イングリッシュガーデンのような自然の風景に近い庭づくりにぴったりです。
木製フェンスに使われるのは主に、耐久性の高いハードウッドという材質です。
フェンスは雨風に晒されるため、腐食しにくく劣化しづらい丈夫な材質を使う必要があります。
劣化しやすい木材の場合、風雨よって腐食してしまうとボロボロになり、見た目が悪くなってしまいます。
丈夫な材質を選ぶことと、適切にメンテナンスを行うことが重要です。
樹脂製フェンス
樹脂製フェンスは木製フェンスとは違い、風雨によって腐食する心配はありません。
表面を木の質感に似せたデザインのものが主流のため、ナチュラルな雰囲気にしたいけれど木製フェンスの劣化が心配、という方におすすめです。
アルミ製フェンス
アルミというと、無機質で冷たい印象を持たれるかもしれません。
しかし、アルミ製フェンスにも、木目シートを貼って木製のような見た目にしたものなど、デザイン性の高いフェンスが多くあります。
アルミは加工しやすく、完全目隠しのフェンスから隙間が開いたルーバー型など様々なタイプがあるので、用途に合わせて選べるのがメリットです。
まとめ
家づくりにおいては脇役と思われがちなフェンス。
しかし、家の外観だけでなく家の居心地や景観を左右する大切な要素です。
目隠しと景観のどちらを重視するかによって、フェンスの選び方も変わってきます。
フェンスの材質によって雰囲気も変わるため、どんな庭づくりをしたいかによっても選ぶフェンスは異なるでしょう。
作りたい家のイメージに合うフェンスを選ぶには、施工業者に初期段階からしっかり相談するのがおすすめです。
家族のプライバシーを守りながら、庭の景観も楽しめる家づくりがしたいという方はぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!