水害に強い家の特徴とは?家庭でできる水害対策もご紹介
- 2023/06/19
台風や集中豪雨のときに怖いのが、浸水被害です。
近年では台風や集中豪雨による水害が増えてきています。
雨量が増えると河川が氾濫し、床上浸水や床下浸水などの被害が出てしまうこともあります。
そういった災害から家を守るため、家を建てる際は水害に強い家にしたいと思われる方も多いでしょう。
そこでこの記事では、水害に強い家の特徴と、家庭でできる水害対策についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
浸水被害の恐ろしさ
水害が起き、自宅が浸水の被害にあうと、その住宅に大きな影響を及ぼします。
土砂や下水を含んだ汚泥が床下に入り込んでしまい、水が引いたあとも土砂やごみが蓄積してしまいます。
また、そこから匂いが発生することもあるでしょう。
木造住宅の場合、床下の基礎や土台部分が浸水すると木材が腐敗する原因となり、家全体の強度にも影響を及ぼしてしまいます。
また、床上まで浸水してしまうと被害はさらに重大です。
土砂や汚泥により、家具や家電などの生活用品もほとんど使えなくなってしまいます。
このように水害は大きな被害をもたらすため、水害に備えることはとても大切なのです。
水害に強い家の特徴とは
盛土を高くして地盤の高さを上げる
単純に家を高い場所に立てれば、水が上がってくる危険性は下がります。
家を建てる前の土地に土を盛って敷地全体の高さを高くすることを盛土といいます。
近くに河川がある場合や、もともとの土地の地盤が低い場合は盛土をしておくのがおすすめです。
基礎を高く設計し、床の高さを上げる
もうひとつの方法に、基礎の高さを高く設計するという方法があります。
基礎を高くすることで床の高さを上げ、床上浸水を防ぐことができます。
しかし、この方法は盛土と違い、床下浸水は防ぐことができません。
盛土も高基礎も、新築を建てるときだからこそできる水害対策です。
水害に強い家を作りたいと思われる方は、ぜひ検討してみてください。
家庭でできる水害対策
土のうや止水板を使う
ここからは、水害が起こりそうなときに家庭でできる水害対策をご紹介します。
集中豪雨や台風が来る直前の対策として、土のうや止水板を用意しておくと良いでしょう。
土のうは、ポリエチレン製の袋に土や砂を入れたもの。
工事現場や河川などで土のうが積まれているのを見たことがあるかもしれませんね。
家の前に土のうを積んでおくと、家に水や泥が侵入してくるのを防ぐことができます。
しかし、土のうは重たいのが難点です。
そこで土のうを使うよりも簡単なのが、止水板を使うという方法です。
止水板は、軽量のアルミニウムなどでできた水をせき止めるための板のことです。
ホームセンターなどで手に入りますが、ベニヤ板にビニールシートなどを巻き、自作することもできます。
土のうより軽く扱いやすいため、準備しておくと良いでしょう。
ハザードマップを確認しておく
河川の近くや地盤が低い地域など、水害の危険性がある地域はハザードマップで確認することができます。
家を建てる際に、その場所が水害の恐れがあるかどうか、災害が起きた際の避難先や避難経路などを調べられます。
いざというときのために前もって確認しておくと良いでしょう。
まとめ
水害は家に甚大な被害をもたらしてしまいます。
しかし、自然災害はいつどこで起こるかわかりません。
また一度水害にあうと、修繕に多くの時間と費用がかかってしまいます。
そのため、日頃から災害に備えておくことが大切です。
注文住宅なら、盛土や高基礎など以外にも、災害に備えて設計した住宅をつくることが可能です。
災害に強い家に住みたいと思われたら、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。
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