経年変化を楽しめる!高級木材「ブラックチェリー」の特徴とは
- 2023/06/07
「ブラックチェリー」と聞くと、食べられる果物を思い浮かべる方が多いかもしれません。
実は、ブラックチェリーは高級木材と名高い樹種のことでもあるのです。
ブラックチェリーが使われた家具は、世界中で人気です。
この記事では、そんなブラックチェリーの特徴についてご紹介します。
ブラックチェリー材の特徴
ブラックチェリーは、アメリカ原産のバラ科の広葉樹のことです。
アメリカンブラックチェリーやワイルドチェリーと呼ばれることもあります。
果実は日本のさくらんぼよりも大きく黒っぽい色をしており、日本のスーパーでもよく見かけます。
一般的には、ブラックチェリーと聞くとこの実を思い浮かべるかもしれませんね。
木材としてのブラックチェリーは、ウォールナットなどと同様に昔から愛されてきました。
その人気の秘密は、ブラックチェリーの特徴ともいえる色の変化です。
辺材は琥珀色から乳白色、芯材は淡い紅褐色から濃い紅褐色と、場所によって微妙に色味が異なります。
そして、使い込むうちに飴色に経年変化していきます。
他の木材に比べ経年変化のスピードが早く、早期に経年変化を楽しめるのも人気の理由です。
ブラックチェリー材の長所
木質が柔らかく加工しやすい
ブラックチェリーは木質がやや柔らかめで、加工しやすいのがメリットのひとつ。
そのため複雑な形にも加工しやすく、多くの家具に使われています。
木肌がきめ細かく表面の仕上がりが美しい
ブラックチェリーは節がほとんどなく、きめ細かく美しい木肌が特徴です。
節が多い木材は温かみがある親しみやすい家具になりますが、節がないブラックチェリーは美しく高級感のある家具に仕上がります。
芯材は耐久性が高い
ブラックチェリーの芯材は耐久性が高いため、家具や床材としてよく使われます。
長い期間使うことができるので、家具に愛着も湧きますね。
経年変化を楽しめる
ブラックチェリーの特徴のひとつは、その経年変化です。
使い込むうちに飴色に変化していく様子を楽しめます。
ブラックチェリー材の短所
辺材は虫害に弱い
芯材は耐久性が高いのですが、辺材は虫害に弱いという特徴があります。
表面に傷が付きやすい
きめ細かく美しい木肌ですが、傷がつきやすいという短所があります。
表面を塗装して膜を作ることで、傷をつきにくくすることも可能です。
まとめ
高級木材として世界中で愛されているブラックチェリー。
芯材は耐久性が高いため、家具やフローリングにぴったりです。
また家具やフローリングに使用すると、生活とともに経年変化を楽しむことができます。
住宅のプロなら木材のことを熟知しているので、家づくりにぴったりな木材をご紹介することができます。
高級感のある家にしたい、温かみのある家にしたい、また経年変化を楽しめる木材がいいなど、希望がありましたらぜひ伝えてみてください。
木材にもこだわって家づくりがしたいと思われたら、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!