世界三大銘木のひとつ「チーク材」の魅力とは?
- 2023/04/01
「世界三大銘木」と呼ばれているチーク材をご存知でしょうか。
チーク材は希少性が高く入手が難しいことから、チーク材で作られた家具は最高級の価格帯で取引されています。
この記事では、そんなチーク材の魅力についてご紹介します。
世界三大銘木のひとつ、チーク材の魅力
木目が非常に美しく、色味も綺麗なのがチーク材の魅力です。
家具やフローリングにしたときの仕上がりが美しいため、高価格ながらも多くの人に選ばれています。
また、見た目の美しさだけでなく、丈夫で狂いが少なく、頑丈で傷がつきにくいという点も人気の理由です。
耐水性、防腐性にも優れているため、船にも使われます。
有名な豪華客船であるタイタニック号にもチーク材が使われていました。
そのほか、経年変化の美しさもチーク材の魅力のひとつです。
チーク材はものによって経年変化での色の変わり方が違うため、その変化も楽しむことができます。
代表的なチーク材
ミャンマーチーク
チークの産地は、雨季と乾季のある暑い地域です。
特に有名な産地がミャンマーで、ミャンマー産のチークは「本チーク」とも呼ばれます。
ミャンマーの原生林で育ったチークは、次のような工程を経て出荷されます。
・根から養分を運ぶ辺材部分を削り、立木のまま水分を抜く「巻き枯らし」
・丸太から木材に加工する「製材」
・含水率を下げ、変形や収縮を起こりにくくするための「自然乾燥」
・機械によって用途に合わせたレベルまで乾燥させる「人工乾燥」
最高級チークはこれらの工程を経て作られますが、原木が木材になるまでおよそ7~8年という時間がかかります。
さらに、ミャンマーチークの一部の産地では現在伐採が禁止されているため、より希少性が上がっています。
オールドチーク
チーク材は非常に丈夫で耐久性が高く、長い期間使うことができます。
この特性を活かし、建物や船で使われて役目を終えたチーク材を再利用することがあります。
中には数十年~数百年経ったチークもあり、これらの古材は「オールドチーク」と呼ばれます。
オールドチークは、経年変化による独特の風合いと存在感が人気です。
チーク材とオーク材の違い
オーク材とはナラの木のことです。
削りたてのチーク材は色味が明るいため、オーク材とよく似ています。
しかし経年変化の仕方に違いがあります。
オーク材は一般的に飴色に変化していきますが、チーク材は木材によって多種多様な変化を見せます。
一般的には色合いが濃く変化していきますが、木目や節などは経年変化で薄くなっていきます。
似ているオーク材とチーク材は、インテリアの相性も良いです。
無垢材はどちらも高級品ですが、オーク材のほうが比較的手が届きやすい価格帯かもしれません。
突板の場合はどちらもそれほど金額は変わらず、無垢材よりも価格が安くなります。
ただし、経年変化を楽しみたいのであれば無垢材を選ぶようにしましょう。
まとめ
家づくりにはたくさんのお金がかかります。
家を建てたあとで購入する家具は予算を後回しにされがち。
そのせいで理想のインテリアを実現できなかったら悲しいですよね。
理想の家具を揃えたい場合、家づくりの総予算を抑えることが必要です。
家づくりの予算に不安がある方は、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!