物置小屋の理想の配置とは?気をつけたいポイントについて
- 2023/03/13
庭に物置小屋があると何かと便利ですよね。
キャンプ用品やアウトドア用品、ゴルフ、釣り道具などの外で使う趣味の道具を収納したり、ガーデニング用品の置き場にしたり、子供の外遊びの道具を収納するのにもぴったりです。
しかし、庭に物置小屋を設置する際には、気をつけておきたい注意点があります。
この記事では、物置小屋の設置のポイントについてご紹介します。
物置小屋の配置の注意点
壁と壁との距離
庭に物置小屋を設置したいけどなるべく庭も広く取りたい、と思われる方もいるでしょう。
限られたスペースを有効に使うために、物置小屋を家の外壁にぴったりくっつけて設置したくなるかもしれませんが、それには注意が必要です。
物置小屋を設置する際には、アンカー工事を行うために物置小屋の左右後方に10~20cm程度の隙間を確保しなければならないのです。
アンカー工事は、物置小屋が地震や強風によって倒れないようにするためのもので、安全性の確保のために必要なもの。
また、もしアンカー工事をしていても、強い地震などで物置小屋が揺れたり倒れたりしてしまう可能性もあります。
その際に家の外壁を傷つけないためにも、外壁と物置小屋の間にはスペースを確保しておくのがおすすめです。
屋根の大きさ
屋根は通常、壁よりも少しせり出して作られています。
そのため、壁と壁との距離だけでなく、屋根も干渉してしまわないように気をつけましょう。
物置小屋の高さ
物置小屋が、建物の下屋や木の枝などに当たってしまわないよう、物置小屋の高さにも注意しましょう。
通常物置小屋は、10~20cmの基礎ブロックの上に設置します。
そのため、物置小屋の高さだけを考えて設置しようとすると危険です。
物置小屋の上部に何も物がない空間なら大丈夫ですが、上に何かある場合、基礎ブロックの高さも考慮して高さを考える必要があります。
扉の開閉スペース
もしも開き戸タイプの物置小屋の設置を考えている場合、扉の開閉スペースもしっかり確保する必要があります。
引き戸タイプなら物置小屋の前の空間が狭くても設置できますが、開き戸の場合は十分なスペースがないと扉の開閉ができなくなってしまいます。
物置小屋の奥行きと扉を開けたときの寸法を確認し、余裕のある場所に設置しましょう。
一番大切なのは「安全性」
物置小屋の設置場所を考える際の注意点をいくつかお伝えしましたが、一番大切なのは「安全性」です。
転倒や落下などによって家族が怪我をしてしまったり、災害の際に避難経路を塞ぐようなことがあってはいけません。
きちんとアンカー工事を行い倒れないように対策すること、物置小屋の周囲にはスペースを確保することなどが大切です。
また、物置小屋が玄関ドアや勝手口を隠すような場所にあると、空き巣などの侵入経路として狙われやすくなってしまうので注意しましょう。
まとめ
物置小屋の設置場所はどこでもいい、と思われるかもしれません。
ですが、家族の安全を確保するためにもしっかりと考えておくことは大切です。
庭造りや物置小屋の配置など、家づくりで疑問や不安がある方は、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。
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