「ウッドショック」って何?家を建てるなら知っておきたい木材事情
- 2023/03/04
家づくりを考えている方なら、「ウッドショック」という言葉を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
このウッドショックは、住宅の価格に大きな影響を及ぼすため、これから家づくりを計画されている方は知っておいた方がいいでしょう。
この記事では、ウッドショックとは何か、また今後の家づくりへの影響についてご紹介します。
ウッドショックとは
ウッドショックとは、木材の需要が高まり、供給が不足することにより木材価格が高騰している状態を表した言葉です。
過去にもウッドショックは2度起きています。
一度目は、1990年代初頭。
天然林保護運動の高まりにより森林伐採への規制が進んだことで、木材の供給が不足しました。
そして二度目は、2008年のリーマンショックが起きる直前。
好景気の影響で建設ラッシュとなり、木材価格が高騰しました。
そして今回、三度目のウッドショックが起こりました。
原因は新型コロナウイルス流行の影響です。
コロナ禍になってから、リモートワークになったという方も多いのではないでしょうか。
アメリカなど諸外国でも、リモートワークの普及により郊外への移住や一戸建てを建てる人が増えました。
その影響で、木材の供給が不足し価格が高騰したのです。
また、コロナの影響でステイホームが広がったことにより、世界的に物流が活性化したことも原因のひとつです。
木材の価格だけでなく物流コストも高騰し、それが木材価格に影響を及ぼしました。
これからの家づくりへの影響
日本は木材の自給率が4割を下回っており、多くは海外からの輸入木材に頼っている状態です。
そのため、木材不足と物流コストの高騰のどちらのダメージも受け、日本の家づくりにかかる費用は大幅に上がっています。
コロナが落ち着いてきて、ウッドショックも落ち着くのでは?と思われる方もいるかもしれません。
しかし、その他の世界情勢なども影響し、今後もこのまま木材価格は高値で安定するという見方もあります。
まとめ
家づくりをする方にとっては無関係ではない、ウッドショックについてご紹介しました。
ウッドショックはもちろん、様々な理由から起こる木材の価格上昇は家づくりに大きく影響します。
家づくりに関して、またウッドショックについてわからないことや不安なことがあれば、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。
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