浴槽の素材の種類とその違いとは?お気に入りの浴槽を選ぼう
- 2023/02/13
一日の疲れを癒やす入浴時間は、リラックスできる時間でもありますよね。
家づくりをするなら、よりリラックスできるバスタイムを過ごせる浴室にしたいと思われるのではないでしょうか。
身体に直接触れる浴槽の素材には、実は様々な種類があります。
この記事では、浴槽の素材の種類とその違いについてご紹介します。
浴槽の素材の種類
浴槽の素材には、大きく分けて5つの種類があります。
- FRP(ガラス繊維強化プラスチック)
- 人工大理石(アクリル系・ポリエステル系)
- ホーロー
- ステンレス
- 木製
それぞれの特徴をご紹介します。
FRP(繊維強化プラスチック)
FRPは、繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)の略で、軽くて丈夫な樹脂素材です。
一般的な住宅において、現在最も広く普及している浴槽の材質で、価格も安いのが特徴。
カラーバリエーションやデザインも豊富で、選ぶ楽しさがあります。
保温性や耐久性、耐衝撃性に優れ、肌触りもやわらかいため人気があります。
難点は汚れが付きやすいこと。
こまめな掃除が必要です。
人工大理石(アクリル系・ポリエステル系)
人工大理石は樹脂を天然の大理石のような風合いに加工した素材で、高級感のある見た目が人気です。
加工しやすいためデザインのバリエーションも豊富です。
耐水性や耐汚性に優れており、お手入れしやすいのが特徴。
長期間美しさを保つことができます。
人工大理石は、大きく分けるとアクリル系とポリエステル系があります。
アクリル系は光沢があり透明感が高く、また衝撃や熱に強くて長持ちしますが、その分価格は高めです。
ポリエステル系はアクリル系に比べると衝撃や熱にやや弱く風合いも劣りますが、アクリル系よりリーズナブルな価格です。
ホーロー
ホーローは、金属の表面にガラスを加工した素材です。
鍋や食器の材質としてもよく使われています。
熱に強い、保温性が高い、カビが生えにくい、とういうメリットがあります。
表面がガラス質なのでなめらかでつるつるとしており、肌触りも良く、清掃もしやすいです。
ただし衝撃にはやや弱く、表面のガラス質がひび割れてしまうことも。
そこから水が入り込むとカビが発生してしまうこともあるため、注意が必要です。
また、非常に重量があるため2階への設置には向いていません。
ステンレス
浴槽の材質として最も安価なステンレス。
傷やサビに強く、耐久性が高い材質です。
保温性にも優れており、長時間お湯を温かい状態に保ってくれるのが浴槽としてうれしいポイントです。
ただし、金属特有の肌触りや見た目は好みが分かれるところ。
以前までは浴槽の材質として広く普及していましたが、現在はFRPや人工大理石に取って代わられています。
木製
木製の浴槽は、木特有のあたたかみのある肌触りと木の香りが人気です。
ヒノキやヒバ、サワラなどの水に強い木質のものが用いられます。
特にヒノキは香りが強く、檜風呂として人気があります。
保温性や耐衝撃性に優れているのも人気の理由でしょう。
ただしその分、価格も高価です。
また、木は水に強い木質であっても腐食しやすいため、適切な手入れが必要になります。
最近では、腐食を防ぎ長持ちする加工がされた木製の浴槽もあります。
まとめ
浴槽の素材の違いとその特徴についてご紹介しました。
材質によって、肌触りやお手入れのしやすさは違います。
デザインやカラーも豊富なので、ぜひ色々と見てお気に入りの浴槽を選んでみてくださいね。
バスルームへのこだわりがある方は、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてください。
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