第3種換気の特徴を解説! 「室内を負圧に」ってどういう意味?
- 2022/11/13
「負圧」について
現代の住宅は気密性が高いため、自然な空気の出入りが望めません。
そのため、機械による換気が必要となります。
機能的な計画換気の方法のひとつである「第3種換気」は、給気口から空気を取り入れて、換気扇で排気を行う方法です。
換気方法の種別については以下の記事をご覧ください。
第3種換気のメリットとして、給気は自然給気なので第1種換気に比べて電気代がかかりません。
さらに、機械換気口が1箇所で済むため、メンテナンスがしやすいといった特徴があります。
「負圧」はヤクルトの容器で再現できる!
である「ヤクルト」。
飲み終わったヤクルトの容器の飲み口から空気を吸い込んで、中を「真空状態」にして遊んだ経験があると思います。
このときの容器の状態が「負圧」なのです。
ヤクルトの容器は密閉されていて隙間がないため、空気を吸うと舌が引っ張られます。
このように、空気が強制的に排出された空間には、「内側に向けて引っ張る力」が生じます。
この力を利用しているのが、第3種換気です。
今度は、先ほどのヤクルトの容器の底に穴を開けてみましょう。
飲み口から空気を吸い込んだ際、反対側の穴から空気が吸い込まれてくるようになります。
この仕組みを大きくしたものが、「第3種換気の部屋」となります。
第3種換気のメリット
第3種換気の部屋では、給気口にフィルターを付け、吸気の清潔さを保ちます。
フィルターを繰り返し洗って使用することで、メンテナンスのコストを下げることが可能です。
しかし、第3種換気では部屋の気密性によっては問題が生じてしまう場合もあります。
お施主様の建てたいお家に合わせて上手に活用することが必要です。換気に悩んだらプロに相談してみましょう。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!