庭木を綺麗に保つための剪定の必要性とその時期とは?
- 2022/10/25
建てたときは綺麗な状態の家も、適切にメンテナンスをしないと汚れや傷が目立ってきてしまいます。
同じように、お庭もメンテナンスをしないと綺麗な状態を保つことができません。
庭のメンテナンスで見落としがちなのが、庭木の剪定。
定期的に剪定をして整える必要があります。
この記事では、庭木の剪定の必要性とその時期などについてご紹介します。
庭木の剪定の必要性
木は生きているため、常に成長を続けます。
そのままにしておけば、木が生い茂り部屋に入る日差しを遮ってしまったり、虫が湧いたりと悪影響も出てきてしまいます。
また、道路や隣家にまで枝が伸びてしまうと、トラブルの元になりかねません。
庭が広く、自然な状態で木を育てられるなら剪定の必要はないかもしれませんが、スペースの限られた庭では剪定は必要です。
また、綺麗に剪定することで樹高、樹幅を抑えることができます。
そのため、スペースの限られた庭でも植えられる樹木の種類が広がり、様々な木を植えることが可能になるというメリットもあります。
そして定期的に剪定を行うことで、樹形を整えきれいな庭を保つことができます。
また、剪定の際に木の状態を確認できるので、もし木が病気になっていたり傷んでいた場合早めに対処することができ、木の寿命を伸ばすことにもつながります。
庭木の剪定時期
木の剪定時期は、落葉樹と常緑樹で適した季節が違います。
落葉樹
落葉樹は、冬に葉を落とす木です。
落葉樹の剪定は、葉が落ちている冬の間、12月~2月の間に行うことが基本とされています。
新緑の季節である4月~5月や、葉が生い茂る7~8月に剪定を行ってしまうと、樹液が流れ出て木にダメージを与えてしまいます。
そのため春から夏の間の剪定は避けましょう。
ただし、例外もあります。
落葉樹の中でもモミジは2月に活動を始めるため、そのタイミングで剪定をすると傷んでしまう可能性があります。
そのため、モミジの場合は12月までには剪定を済ませておくと良いでしょう。
常緑樹
常緑樹は一年中葉をつけている木です。
寒さに弱い樹種が多いため、冬場の11月~2月の剪定は避けるべきです。
剪定に適しているのは、新芽が出る前の春先3月~4月か、新葉が落ち着いてくる初夏の5月~6月です。
ただし、常緑樹の中でも針葉樹は寒さに強いため、冬でも剪定可能な場合もあります。
反対に針葉樹は、真夏の7月~8月の剪定は避けましょう。
また、花が咲く花木の場合は、花の時期が終わったあとに剪定をするのが基本です。
花芽が出てから剪定を行うと、その年は花が咲かないため注意しましょう。
それぞれの木の特性に合わせて剪定を行うようにしましょう。
忌み枝とは
木を剪定するときには、忌み枝と呼ばれる枝を切るのが基本です。
忌み枝とは、木の見栄えや生育を悪くする不要な枝のこと。
では、どのような枝が忌み枝なのでしょうか。
ひとつは、ひこばえと呼ばれる幹の根元から出る細い枝。
見栄えが悪く、また根本から養分を吸ってしまうため木を弱らせてしまいます。
次に徒長枝と呼ばれる、極端に生育が早く突き出るように伸びた枝です。
木のバランスを崩し、養分を吸ってしまうため切り落とします。
次に枯れ枝という、文字通り枯れてしまっている枝。
変色したり虫が湧いてしまったりと、見栄えが悪いため切り落とします。
また、木が病気になってしまったり、台風の時に枝が折れてしまう危険性もあります。
剪定の際は、このような忌み枝と呼ばれる枝を落とすことで樹形を整えていきます。
まとめ
剪定を庭師に頼む場合は、ランニングコストがかかることになります。
庭に木を植える場合は、あらかじめ庭を綺麗に維持するためのランニングコストも考えておきたいですね。
綺麗に保ちやすい庭にしたいと思われる場合、家づくりの段階でしっかり考えておくことが重要です。
庭づくりまで含めた家づくりについて相談されたい方は、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。
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