自然災害に備えよう。家庭でできる水害対策と水害に強い家の特徴
- 2022/03/01
近年、集中豪雨や台風による家屋への水害が増えています。
集中豪雨などにより河川が氾濫すると、屋内への床下浸水や床上浸水などの被害がでることもあるでしょう。
こういった災害に備えて、個人でできる対策にはどんなものがあるでしょうか。
また、水害に強い家の特徴とはどんなものでしょうか。
この記事でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
家庭でできる水害対策
土のうや止水板を使う
集中豪雨や台風の直前にできる対策としては、土のうや止水板を使った水害対策があります。
土のうとは、麻やポリエチレンの袋に土を詰めたもの。
土木工事の現場や河岸などで、土のうが積み上げられているのを見たことがあるのではないでしょうか。
土のうを積んでおくことで、家の中に雨水や泥が侵入するのを防ぐことができます。
土のうより簡単な方法として、止水板を使う方法もあります。
最近では家庭用に商品化されている止水板があるので、そういったものを用意しておくと良いでしょう。
土のうより軽く薄いため、土のうより扱いやすいでしょう。
排水溝を確認しておく
水害時、「排水溝逆流浸水」という現象が起こることがあります。
これは、家庭内の風呂場やトイレなどの排水溝から、下水が逆流してくるものです。
排水口にゴミが詰まっていると発生する確率が高まると言われているため、普段から排水溝をきれいに清掃しておくようにしましょう。
ハザードマップを確認する
ハザードマップを見ると、自宅がある地域が水害の恐れがあるかどうかがわかります。
また、災害が起こったときの避難場所や避難ルートもわかります。
いざという時のために普段から確認しておくようにしましょう。
水害に強い家とは?
次に、水害に強い家の構造を見てみましょう。
これから家を建てる際、もし水害の恐れのある地域であった場合は、水害に強い構造の家を建てるのがおすすめです。
盛土・高基礎で家を建てる
盛土は、敷地に土を持って敷地全体を高くすること、高基礎は基礎を通常より高く作ることです。
こういった構造は、床上浸水を防ぐことができます。
こういった工事には費用がかかりますが、自宅が危険地域内に立地している場合、新築時の工事費を助成する制度を設けている自治体もあります。
一度チェックしてみるとよいでしょう。
ピロティ構造にする
ピロティとは、1階部分に壁がなく柱のみで構成され、2階以上に居住スペースを取る建築様式です。
1階部分は、駐車スペースとして使われることが多いほか、BBQをしたりお子様の遊び場にしたりと庭としても使えます。
ピロティ構造なら、もし水害が起こった場合でも居住部分が被害を受ける可能性が低くなります。
まとめ
自然災害は、いつ発生するかわからず、被害を受ける可能性はゼロではありません。
また、水害にあうと家屋への影響が大きく、修繕に時間も費用もかかってしまいます。
そのため、日頃から意識して対策を行うようにしましょう。
また、家づくりの際には、水害に強い家づくりという視点も持つようにしましょう。
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