収納はどれくらい必要?クローゼットを設置する際の注意点について
- 2022/02/28
家を建てられる方の多くは、「収納が多い家がいい」と言われます。
賃貸住宅では収納スペースが限られていることも多く、家を建てるなら収納が多い方がいいと思われるかもしれません。
ですが、クローゼットを設置する際には注意してほしいこともあります。
収納は大きい方がいい!と思っていると、後から後悔することになりかねません。
この記事では、クローゼットを設置する際の注意点をご紹介します。
必要なだけの広さを確保する
収納が大きければ、たくさんのものを収納できるので家の中がすっきりと片付きそうですよね。
ですが、収納を広く取るということはその分部屋の面積が減るということでもあります。
部屋を狭くしてまで、広い収納が必要かどうかは一度考えてみることをおすすめします。
また、収納が広いと、その分いらないものまで捨てられずに溜め込んでしまうことになりやすいかもしれません。
そのため、収納はむやみに広く取るのではなく、必要な分だけの広さを確保するという考え方がおすすめです。
ウォークインクローゼットは必要?
大容量の収納が確保できるということで、ウォークインクローゼットも人気です。
ですが、「収納は広い方がいい」という考え方で、ウォークインクローゼットを取り入れるのはおすすめできません。
なぜかというと、ウォークインクローゼットは人が歩いて入れるという特性上、どうしても収納のデッドスペースが生まれてしまうからです。
収納の中に人が通れるスペースを確保しなければならないため、その場所には物が置けません。
ですので、何を収納するかや収納する物の量によっては、ウォークインクローゼットよりも通常のクローゼットを2つ並べるといった方法が適している場合もあります。
奥行きを取りすぎていないか
収納を少しでも広く取りたいと思い、クローゼットの奥行きを広くしたいという方もいるかもしれません。
ですが、それにも注意が必要です。
例えばハンガーポールを設置する場合、奥行きが広くてもその前後はただスペースが空いてしまいます。
収納ケースや棚を置いた場合も、その前後に物を収納することはできません。
奥行きがあっても有効活用できず、結局デッドスペースになってしまう可能性があるのです。
扉の開閉スペースにも注意
また、クローゼットの扉タイプにも注意が必要です。
一般的なクローゼットは、開き戸か折れ戸のものが多いです。
押入れのような引き戸の場合は必要ありませんが、折れ戸や開き戸の場合、扉の開閉スペースが必要になります。
そのため、その部分には物が置けません。
クローゼット開閉のためのスペースを取ることも忘れないように計画しましょう。
カビや結露の対策をしっかり行おう
クローゼットや押入れは、湿気が溜まりやすい場所です。
基本的にクローゼットには窓もないため、空気の流れがどうしても悪くなりがち。
せっかく大切な洋服を収納しても、カビが生えてしまったらショックですよね。
対策としては、防湿機能や防虫機能のあるクローゼット専用の内装材があります。
また、部屋や廊下の奥などの奥まった場所では、空気の流れが悪く湿気がたまりやすいため、窓の近くなど換気しやすい場所にクローゼットを設置するのもおすすめです。
まとめ
特に賃貸住宅では収納の少ない家が多く、収納の多い家に憧れる方も多いかもしれません。
ですが、必要な分だけの収納スペースを確保することがおすすめです。
一生に一度のマイホームという買い物、後悔のないように建てたいですね。
建てたあとに収納スペースで後悔することのないよう、ぜひ事前に住宅の専門家に相談してみてください。
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