人気の高い「平屋」そのメリットと建てる際の注意点をご紹介

平屋のメリット

平屋は階段がないため、マンションのようにワンフロアで生活でき、家事動線がシンプルな点がメリットです。

また、家事をしながら子供への目も届きやすく、子育て世代にも人気が高まっています。

そして、将来的なことを考えて平屋を選ぶという方もいます。

2階建て住宅は2階に子供部屋を設けるという間取りが多いですが、子供が自立すると空き部屋になってしまいます。

そして、高齢になると階段の上り下りが負担になり、2階を使うことが少なくなる可能性も。

その点、平屋であれば階段の上り下りがないため、子供部屋が空き部屋になったとしても収納部屋や家事、趣味のための部屋としても活用できるでしょう。

平屋は、先のことまで見据えたライフプランを考えてもメリットがあるのです。

メリットの多い平屋ですが、デメリットもあり、建てる際には注意が必要です。

では、どんなことに注意が必要なのでしょうか。

平屋は建物の高さがないため、周囲の環境によっては家の中に日差しが入りにくいかもしれません。

また、ワンフロアに部屋が並ぶという構造上、中心部分にある部屋はどうしても日当たりや風通しが悪くなってしまいます。

こういったことを回避するためには、天窓の設置や中庭を作るなどの設計上の工夫が必要になります。

すべての部屋が1階にあるため、外からの視線は届きやすくなってしまいます。

外から生活状況が把握されやすいといったこともあるかもしれません。

リビングは道路から離れた場所に作ったり、塀を設けるなどの設計がおすすめです。

また、防犯カメラや人感センサー付きライト、防犯砂利を敷くなど、防犯対策をしっかり取ることをおすすめします。

もしも水害に見舞われてしまった場合、2階建ての場合は1階部分が浸水しても、2階部分に避難できるということもあります。

ですが平屋の場合、浸水してしまったら2階に避難ということができません。

こちらは、家を建てる前にハザードマップを確認したり、近くに避難所があるかどうかを確認しておきましょう。

就寝中に他の家族がお風呂場や洗面所を使っていると、意外と水音が気になってしまうかもしれません。

そのため、水回りと寝室は離して設計するのがおすすめです。

平屋には魅力的なメリットもありますが、一方で注意するべき点もあります。

家を建てたあとに後悔しないためにも、デメリットはしっかり対策を建てて設計したいですね。

安心して暮らせる平屋を建てるには、ぜひ住宅の専門家に相談しながら家づくりを進めてくださいね。

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