外壁のメンテナンスをする目安は?進め方や注意点を解説 | ミタス・カンパニー

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外壁のメンテナンスをする目安は?進め方や注意点を解説

  • 2022/01/28

新築してから10数年が経過すると、外壁の色褪せなどが出てきます。

「外壁は定期的にメンテナンスした方がいいと聞くけど、どうすればいいの?」

このように、外壁のメンテナンスに関して疑問を持つ人も多いかもしれません。

そこで今回は、外壁のメンテナンスを行うタイミングや目安、進め方などを解説します。

外壁のメンテナンスの劣化は放置しないほうがいい?

外壁は、外観を美しく保つだけではなく、屋外環境の中で住宅を守るという重要な役目を持ちます。

雨風や直射日光などの影響から、建物そのものをカバーしているためです。

外壁にひび割れなどの劣化が起こると、劣化部分から雨水が侵入してしまいます。

壁の内部に雨水が入り込むと、内部腐食を起こしてしまうケースも少なくありません。

そこで、内部腐食が進むと、建物の構造体そのものに影響を及ぼしてしまいます。

つまり、外壁を定期的にメンテナンスすることは、家の寿命を伸ばすために重要です。

外壁のメンテナンスを行うタイミングは?

 

一般的には、外壁のメンテナンスを行う時期は、新築から10年と言われます。

しかし、外壁の耐用年数は使用する素材によって大きく左右されます。

まずは、自宅の外壁材の素材を調べましょう。

外壁の素材別の、おおよその耐用年数は以下の通りです。

  • 吹き付け…6~10年
  • モルタル…8~10年
  • 窯業系サイディング…7~8年
  • 金属系サイディング…10~15年
  • 木質系サイディング…8~10年
  • ALC…10~15年
  • タイル…35~40年

外壁をメンテナンスする目安と費用

では、実際に外壁にどんな現象が起こったら、メンテナンスを検討すればよいのでしょうか。また、どのくらいの金額がかかるのか、事前に知っておきたいものです。

ここでは、外壁のメンテナンスを行う目安と費用相場を解説します。

メンテナンスのサイン

外壁に、以下の症状がみられた際には塗り替えのサインと言われます。

  • 色褪せ
  • チョーキング(外壁に触ると白い粉が手につく状況)
  • コケ・藻・カビの繁殖
  • サイディングボードの反り・割れ
  • 亀裂の発生

特に、亀裂やサイディングの反り・割れなどは早めに対処することをおすすめします。

外壁塗装にかかる費用

外壁のメンテナンスは、一般的な40坪の住宅で100〜140万円が相場です。

しかし、上記の費用はあくまでも目安で、実際には家の坪数や選ぶ塗料によって大きく異なります。

決して安い金額ではないため、事前に施工業者と綿密に打ち合わせを行い、工事プランに納得してから契約へと進みましょう。

外壁のメンテナンスの進め方

外壁のメンテナンスは、どのように進めたら良いのか悩む人もいるでしょう。

ここからは、外壁のメンテナンスの進め方と工事の流れを解説します。

塗装工事契約までの流れ

外壁のメンテナンス時期が近づいたら、施工会社に相談することがまず第一歩です。

施工会社に相談すると、現在の外壁の状況を確認する現地調査が行われます。

そのあと、業者の提出する見積もりを検討しましょう。

見積内容に納得できれば、契約してスケジュールを決定します。

外壁塗装工事の流れ

工事契約が済むと、外壁塗装の工事は以下の流れで進みます。

  1. 足場を組む
  2. 亀裂など劣化を補修する
  3. 外壁を洗浄する
  4. 下地を調整する
  5. 塗装作業が行われる
  6. 仕上がりを点検し、問題がなければ作業完了
  7. 足場の解体を行う

現在の外壁の劣化が激しい場合は、サイディングやタイルの張り替えを行うこともあります。

モルタルや塗り壁、サイディングの場合は、ひび割れを補修したあとに行われるのは、現在の外壁の洗浄です。

下地の調節を行い、そのあとに塗装工事へと進むでしょう。

外壁のメンテナンスを行う際の注意点

ここでは、外壁のメンテナンスを行う際の注意点を解説します。

近隣の挨拶まわりは必ず行う

工事が始まる前に、近隣への挨拶まわりをしましょう。

工事がはじまると、足場を組む際に大きな音が響き、塗料の臭いが周辺に漂います。

ご近所トラブルを避けるためにも、工事開始前に塗装工事を行うと知らせることが大切です。

施工業者が主導で行うケースが多く見られますが、業者に任せきりにするのはおすすめしません。

依頼者も一緒に挨拶まわりを行い、トラブルを未然に防ぎましょう。

高機能材料の採用を検討する

外壁塗装では、塗料の選び方で家の断熱性を高めることも可能です。

例えば、遮熱効果の高い塗料を採用すると、夏の直射日光による熱が室内に入り込むのを防ぐことができます。

機能性の高い塗料を使うとメンテナンス費用は上がりますが、エアコンにかかる費用を削減する、次のメンテナンスへの時期を延ばせるなど、メリットは大きいものです。

外壁塗装の塗料選びは、将来のメンテナンスまで考慮して選びましょう。

まとめ

外壁の定期的なメンテナンスは、住宅そのものの寿命を伸ばすために重要です。

外壁のメンテナンスの時期や、適切な塗料の選び方は、外壁の素材によって変わります。

メンテナンス方法や進め方で悩んだら、専門家に相談してみませんか?

住宅に関して詳しい専門知識を持つ設計者は、外壁のメンテナンス方法のアドバイスも行えます。

 

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