畳のカビを落とす方法と予防策は?知っておきたい住宅のお手入れ方法
- 2022/01/22
最近では本格的な「和室」を取り入れる家は減少しつつありますが、畳の香りや素材感を楽しみたいと、リビング横に和室を作るケースは多くみられます。
畳があるだけで、どことなく懐かしい感覚を覚えるという人も多いでしょう。
しかし、畳はフローリングと違い、カビが発生しやすいという特徴があります。
そこで今回は、畳にカビが生えた時の対処法と、カビを予防する方法を解説します。
畳にカビが生える原因と対処法
畳にカビが生えるのをどうにかするには、カビはなぜ生えるのかと、どうやって取り除くのかを知ることが大切です。
ここでは、畳にカビが生える原因と対処法を解説します。
畳にカビが生える原因
部屋の湿度が70%以上になると、畳にはカビが発生しやすくなります。
畳の素材であるい草は、水分を吸収しやすいという特徴があるためです。
さらに、部屋に落ちた埃や皮脂などの汚れを温床にして、カビが繁殖しやすくなってしまいます。
まずはカビが生えないように、湿度に気を配り、掃除を怠らないことが重要です。
カビが発生しやすい環境を作らないように心がけましょう。
湿度の高い梅雨時期は、湿気取り剤や除湿機を利用するのもおすすめです。
また、普段からこまめな掃除を心がけて、埃や汚れを拭き取っておきましょう。
畳のカビの対処法
予防していても畳に生えてしまったカビは、広がる前に対処することが大切です。
カビの掃除をするには、歯ブラシ、アルコール除菌スプレー、雑巾を準備してください。
カビ取り専用の洗剤があれば、使っても良いでしょう。
- 目に沿って歯ブラシでカビを拭き取る
- アルコール除菌スプレーを雑巾に吹きかける
- カビの生えている場所に雑巾を当てる
- カビを拭き取り終えたら畳をしっかり乾燥させる
- 部屋の換気を行う
畳の目の間も、カビを取り除くように歯ブラシを使います。
雑巾は、シミ抜きの当て布のように、当てる面をこまめに変えて、畳のカビを雑巾に移すようなイメージで落としていきます。
畳はこまめなお手入れが重要
畳は、い草を編んで作られているため、フローリングに比べると繊細な素材で、日常のお手入れが欠かせません。
畳のお手入れは、基本的には乾いた雑巾で目に沿って拭いていきます。
雑巾での拭き掃除を、週に一回行います。
しかし、こまめに掃除をしていても、環境や季節によってはカビが発生することも少なくありません。
畳はい草でできているため、湿気に弱く、梅雨時期や多湿な環境を作ってしまうと、カビが発生してしまうためです。
しかし、畳にカビが生えてしまっても早期に対処すれば、カビの繁殖を抑えられるかもしれません。
もし畳にカビが発生していることに気づいたら、まずはご自身ですぐに掃除して、放置するのは避けましょう。
早めに対処することが、畳を長持ちさせる秘訣です。
畳のカビなどお手入れ方法で悩んだら専門家に相談しよう
築年数からしばらく経つと、家のお手入れ方法で悩むことが多くなります。
特に、畳は柔らかく心地よい素材ではありますが、フローリングよりは痛みやすく、こまめなメンテナンスが必要な床材です。
畳のカビのような住まいに関する悩みは、小さいうちに対処することで、大きな問題を事前に防げるようになります。
畳などの住まいのメンテナンス方法で悩んだら、専門家に相談してみませんか。
住宅販売のプロなら、新築や建て替えの際にも、お手入れしやすい床材の提案ができるはずです。
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