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外壁のひび割れは放置するとまずい?ひび割れの種類と対処方法を解説

  • 2022/01/10

モルタルなどの塗壁材家は、新築してから10年くらい経つと、ひび割れが見られることも多いものです。

「外壁にひび割れがあった。どう対応したら良いんだろう」

このような疑問が湧いてくることもあるかもしれません。

外壁のひび割れは、発生した原因によって対応方法が変わります。

そこで今回は、外壁のひび割れの種類と原因を解説します。

外壁のひび割れを放置するとどうなる?

ひび割れを放置してしまうと、見た目が悪いだけでなく機能性にも関わります。

一年中、強い日差しや雨風にさらされるという屋外環境から住宅を守っているのは、外壁の塗料です。

外壁にできたひび割れから、雨水が侵入し、構造体を痛めてしまうと、家の寿命を縮めてしまうかもしれません。

住宅を長持ちさせるためにも、見つけ次第、早めに対応しましょう。

外壁のひび割れの種類と原因

外壁にみられるひび割れは、クラックと呼びます。

一口にひび割れといっても、緊急性の高いものからそうでないものまでさまざまです。

ここでは、ひび割れの種類と原因、対応方法を紹介します。

ヘアークラック

3mm以内のひび割れで、細く、縦に伸びるひび割れは、ヘアークラックといいます。

髪の毛のように細い見た目であることから、ヘアークラックと名付けられました。

ヘアークラックは、モルタルやサンディングなどの外壁材の表面に発生するケースが多くみられます。

多くは、塗料の塗膜に起こるひび割れです。

緊急性は高くありませんが、ヘアークラックが見られる場合は、外壁を塗り替える目安と考えましょう。

乾燥クラック

モルタルやコンクリートなど、塗壁材の表面に発生しやすいのが、乾燥クラックです。

乾燥クラックは、薄く細長いひび割れが、広範囲に広がるという特徴があります。

緊急性の高いひび割れではありません。

多くの場合、乾燥クラックは施工不良が原因で発生します。

外壁材のモルタル仕上げは、モルタルを塗った上に塗装をして完成させるものです。

しかし、モルタルが完全に乾く前に塗料を塗ると、下地部分の素材が水分を含んで膨張してしまい、ひび割れが発生してしまいます。

そのため、乾燥クラックは、施工時に注意していれば防げるひび割れです。

構造クラック

構造クラックは、3mm以上のひび割れで深いひびを持つという特徴があります。

緊急性の高いひび割れです。

構造クラックは、地震や地盤沈下が原因で、建物の構造自体が歪みを起こすと発生します。

建物の構造体に重大な欠損がある可能性も捨てきれないため、見つけ次第、業者に相談しましょう。

外壁のひび割れを補修する方法

ひび割れの補修は、クラックの大きさや種類によって異なります。

多くは、コーキングなどを用いてひび割れを埋めていくものです。

乾燥クラックや構造クラックは、基本的にはDIYはおすすめしません。

表面だけを補修すれば良いひび割れか、構造体にまで被害が及んでいるひび割れかの判別が難しいためです。

基本的には、業者に依頼をして補修しましょう。

まとめ

家は建てた後、時間とともに劣化していきます。

外壁のひび割れに気づくためにも、こまめなメンテナンスが欠かせません。

また、建て替えを検討する場合は、建築のプロに相談しませんか。

多くの住宅を手がけた経験を持つ建築家なら、外壁のメンテナンス方法についても丁寧に解説できるはずです。

 

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