新築住宅で取り入れたい「造作家具」とは?メリット・デメリットを解説
- 2021/12/25
注文住宅を建てる際、同時に家具を買い換える人は多いものです。そして、マイホーム建築と同時に取り付けられる造作家具が気になるという声もよく耳にします。
しかし、以下のような疑問を持つ人も多いかもしれません。
「造作家具ってどんなもの?」「造作家具を付けるときの注意点は?」
そこで今回は、造作家具のメリット・デメリットを解説していきます。
造作家具とは
造作家具とは、製作を依頼して施工業者が家に取り付ける家具のことです。
家具店で購入する既製品とは違い、壁の幅にあわせた収納や、使いやすい高さにあわせて特注出来ます。
造作家具は、目的や部屋にあわせて造られるため、理想に近いデザインを依頼出来るのが魅力です。
例えば、造作家具では以下のような造作家具が出来ます。
- リビングに壁付けの本棚を付ける
- 書斎にカウンターを付ける
- リビングに引き出し付きのチェストを造り付ける
造作家具のメリット・デメリット
市販品でない造作家具には、さまざまなメリットがあります。
そして、取り付けてから後悔しないためにも、デメリットを知った上で導入を決めたいものですね。
ここでは、造作家具のメリット・デメリットを解説します。
メリット1:自分好みに仕上げられる
造作家具の一番のメリットは、自分好みに仕上げられることです。
家具店で購入する家具は、すでに完成品であるため、自分好みの大きさや高さを選べません。しかし造作家具なら、幅・奥行き・高さを自由に選べます。
それだけでなく、引き出しを付けたいなど、使いやすさを考えて機能性を高めることも可能です。
また、色を自由に決めたり、素材を選んだりと、インテリア性も自分好みに仕上げられます。
メリット2:耐震性に優れる
壁に直接取り付ける造作家具は、耐震性にも優れています。
背の高い本棚は、地震で転倒するのが怖くて購入出来ないという人もいるかもしれません。
また、
耐震用のつっぱり棒を付けている人も多くみられます。
造作家具は、壁や床に取り付けるため、倒れてくる心配もなく、耐震用の道具も必要ありません。
大型家具の耐震性が心配な方には、造作家具はおすすめです。
メリット3:家具を揃えなくて済む
造作家具を付けると、家具を買い揃えなくて済むことも大きなメリットです。
例えば、子供の勉強机としてリビングにカウンターを付けておけば、勉強机を買う必要はありません。
造作家具でTV台を取り付けて施工すれば、TVボードも購入しないでしょう。
このように、家具の購入頻度を減らせます。
デメリット1:模様替え出来ない
造作家具のデメリットは、模様替えがしづらいという点です。
自分で取り外しが出来ないため、撤去する場合は施工業者に依頼します。
また、取り外した部分の壁紙補修などがあるため、市販の家具とは違い、気軽に模様替えが出来ないと考えておきましょう。
デメリット2:ライフスタイルの変化に対応出来ない
造作家具のデメリットは、ライフスタイルの変化に対応出来ない点です。
子供が成長し独立するなどの変化が起きると、必要な家具が変わり、部屋の使い道が変わります。
造り付けるという特性から、生活の変化に柔軟に対応出来ない点に注意したいものです。
造作家具は専門家に相談しよう
造作家具を選ぶには、寸法や使い勝手を業者と打ち合わせる必要があります。
自分の持つイメージと、業者のイメージが違わないよう、綿密に打ちあわせを重ねることが、理想の造作家具を実現するためのポイントです。
また、造作家具を選ぶには、下地材や照明の配置など、さまざまな視点から最適な計画を進めていかなければなりません。
造作家具を希望する場合は、専門知識を持つプロに相談しましょう。
まとめ
壁や床に取り付ける造作家具のメリット・デメリットをまとめると、以下の通りです。
【メリット】
- 自分好みに仕上げられる
- 耐震性に優れる
- 家具を揃えなくて済む
【デメリット】
- 模様替え出来ない
- ライフスタイルの変化に対応出来ない
理想のインテリアを叶える造作家具を取り付けるなら、専門家に相談してみませんか?
住宅建築のプロなら、豊富な知識と経験で、あなたの持つイメージを形に出来るかもしれません。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!