オープン外構とクローズ外構ってなに?新築するなら知っておきたい外構の話
- 2021/12/28
マイホームを建てる時に、庭など外構はどうしようか悩むものです。
家に帰宅して真っ先に目に入る外構は、素敵に演出してマイホーム全体を好みのデザインにしたいと希望する人も多いことでしょう。
けれど、以下のような疑問も湧いてくるかもしれません。
「外構はどんな風にしたらいいの?」「オープン外構とクローズ外構ってなに?」
そこで今回は、オープン外構のメリット・デメリットを解説していきます。
外構とは
外構とは、家の敷地にあるさまざまな構造物の全体を指します。植栽・アプローチ・駐車場・門扉・樹木・フェンスなどです。
内装を表すインテリアに対して、外構を含むデザインはエクステリアと呼ばれます。
住宅の設計では、建物の中だけでなく外見を考慮することも重要です。
特に住宅の外側は、お客様を出迎える場所でもあり、外構によって家の印象を大きく変えるため、新築と同時に外構をデザインすると良いでしょう。
オープン外構とクローズ外構
外構のデザインには、大きく分けてオープン外構とクローズ外構2種類があります。
ここでは、それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介します。
オープン外構とは
オープン外構とは、外に対して開かれたデザインを持つ形式です。
敷地をフェンスや門扉で囲わずに、駐車場や庭木を配置していきます。
都市部など、限られた敷地面積一軒家では、オープン外構が一般的です。
メリット1:開放感がある
オープン外構のメリットは、なんといっても開放感があることです。
敷地が塀などで遮られていないために、広々と見え風通しも良くなります。
狭い敷地でも開放感を与えるので、狭さを感じにくいと思う人も多いことでしょう。
また、ガーデニングが趣味なら、綺麗に手入れをした庭を、家の前を通る人の目に入る機会が増えます。
駐車場の前にも門扉を設けないため、車の出入りがしやすいといった点もメリットです。
メリット2:費用がかからない
オープン外構では、クローズ外構に比べて費用を抑えられます。
門扉や塀などを施工する部分が少ないためです。
隣家との間など、必要最小限にアイテムを抑えるため、かかる費用も少なくなります。
デメリット1:安全・プライバシーへの配慮が必要
魅力がたくさんあるオープン外構ですが、一方でデメリットも存在します。
オープン外構は、外部から簡単に家に侵入しやすい点がデメリットです。
しかし、人の目につきやすい家は、狙われにくいという説もあります。
また、外部から敷地内が丸見えなので、プライバシーへの配慮も必要です。
庭に洗濯物を干すと外から見られやすいことも、頭に入れておきましょう。
デメリット2:掃除が面倒
オープン外構は、開放的であるため、掃除をしていないと散らかった印象を与えてしまいます。
また、強風の日は落ち葉やゴミが敷地外から入り込みやすいため、定期的に掃除をしなければなりません。
クローズ外構
次は、クローズ外構を解説します。
クローズ外構は、塀・門扉・フェンスなどを設置して、敷地を囲う形式の外構です。
住宅は門扉をつけると、重厚感が出て落ち着いた印象を与えるでしょう。
ここからは、メリット・デメリットを紹介します。
メリット1:デザインを楽しめる
クローズ外構は、デザインを楽しめる点が1番のメリットです。
和風の住宅なら瓦をつけた門扉と塀を設け、高級感のある佇まいを演出できます。
洋風住宅であれば、レンガやブロックを用いて華やかな印象を作り上げるのも良いでしょう。
塀やフェンスを利用して、お庭を理想のイメージ通りの素敵な空間に演出できます。
メリット2:セキュリティがしっかりしている
敷地が塀やフェンスで囲まれているため、外部からの侵入が難しいと言えます。
また、外からの視線を気にしなくて済むため、プライバシーも確保しやすいでしょう。
お子さんが小さい頃は、ボール遊びなどをしていても、外に飛び出すことがないため、安心感があるかもしれません。
デメリット1:費用がかかる
クローズ外構は、オープン外構に比べて費用が高くなります。
塀やフェンスの価格は高いためです。
デメリット2:閉塞感を感じる
狭い土地で周りを塀で囲ってしまうと、閉塞感を感じる方もいるかもしれません。
また、駐車場の前も門扉で覆うと、車の盗難は防げますが、出し入れの度に門扉を閉めなければならず、面倒に感じる人も多いようです。
外構については専門家に相談しよう
外構は、建物の印象を変えるだけでなく、庭の使い方やセキュリティなど、家族のライフスタイルにも影響を与えます。
オープン外構・クローズ外構のどちらもメリット・デメリットがあるため、生活スタイルにあわせて、ご自身にあった外構デザインを選びましょう。
外構について悩んだら、住宅の専門家に相談してみませんか?
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