床下収納はつけると便利?マイホーム建築の前に知っておきたい収納計画

- 2021/12/13
床下収納と聞くと、キッチンの床についている小さい収納をイメージする人も多いことでしょう。
しかし現在では、色々な種類があり、住宅につける箇所もさまざまです。
打ち合わせ中に話題に出ることはあっても、床下収納の魅力は意外と知られていません。
そこで今回は、床下収納の使い方や注意点を紹介します。
床下収納の特徴と魅力
床下収納は、普段デッドスペースになってしまう部分を収納として活用できるのが魅力です。
広く知られていませんが、床下収納には深型や浅型、固定タイプにスライドタイプなど、場所にあわせて色々な種類があります。
2つ、3つ分の大収納タイプ、4畳半の畳の下がすべて収納になっている大容量タイプも取り揃えられているものです。
開き方もさまざまで、上から開けるだけではなく、引き出しタイプもありますよ。
そして、床下収納は点検口としての役割も持っています。
トラブルが起こった際には、キッチンや洗面台のメンテナンスは、床下収納を外して行われるため、重要です。
また、建築デザインの方法でも広い床下収納スペースを作る方法もあります。リビング・ダイニング・キッチンのリビングを高くして、土間収納をつけるのもおすすめです。
このように現代の床下収納は、さまざまな作り方や種類から選べます。
床下収納の注意点
床下収納を採用する前に、しっかりと注意点についても理解しておきたいものです。
ここからは、床下収納の注意点を紹介します。
湿気対策が必要
まず、床下収納は湿気対策が必要です。
床下収納は基礎の間に設置するので、どうしても湿気がたまりやすくなります。
入れるものによっては湿気がこもり、カビが発生することも。
具体的な対策方法としては、床下収納庫の中に、新聞紙を敷きます。
昔からよく知られている方法ですが、新聞紙は紙の表面に凹凸があり、一般的な紙よりも水分を吸収しやすいという性質を持つためです。
さらに、新聞に加えて除湿剤も一緒に入れると効果が上がります。また、定期的に床下収納の中身を入れ替え、換気を行うのも効果的です。
重いものを入れると出し入れが大変
次は、床下収納は重いものが取り出しにくいという点に注意しなければなりません。
床下部分を利用して収納をつけることが多いため、かがんで使用します。
取り出す際のことを考えて、重い調味料は小分けにして保存するなどの工夫が必要です。
また、キッチンの床下収納には、食品などを収納する場所であるため、定期的に掃除をしましょう。
アルコールを含ませた雑巾でふき取り、清潔に保つことをおすすめします。
床下収納にしまうものは?
床下収納が便利なのはわかったけど、何をしまおうか悩む人も少なくありません。
ここからは、お部屋ごとに床下収納の便利な使い方を紹介します。
キッチンには長期保存するものをしまう
- 常温保存の根菜類
- 調味料
- 瓶詰め
- 大型鍋
キッチンの床下収納には、毎日使うものではなく長期保存する食材や食器をストックしましょう。
例えば、長期保存する缶詰・ペットボトルなどの食料品がおすすめです。
普段は使わない非常食をストックするのも良いでしょう。
床下収納は、毎日開け閉めする人は少なく、しまい忘れていて気づいたら賞味期限が切れていたという声も良く聞きます。
食品を無駄にすることのないよう、賞味期限の長いものがおすすめです。
そして、食品などをしまうときには新聞紙や除湿乾燥剤等で湿気対策を行いましょう。
玄関には季節外の靴をしまう
玄関にある上がり框の段差を生かし、引き出し形式の床下収納を作る方法があります。
玄関の床下収納には、ブーツやサンダルなど季節ものの靴の収納や、靴のクリーナーなどのケア用品を収納しましょう。
ボールやフリスビーといった外遊びのグッズをしまうのにも最適ですよ。
洗面室には洗剤のストックをしまう
洗面所の床下収納は、洗剤のストックを保管するのにちょうど良い場所です。
お風呂洗い洗剤、ストックの石鹸やボディソープなどもいいですね。
洗面室の収納は容量が大きいタイプを選ぶのも良いでしょう。
大きめの床下収納を作れば用途はさまざま
建築の方法で、一部の床を高くして床下収納空間を造れば、さまざまな用途で使えます。
収納としては、扇風機やストーブなどの季節ものの家電、ひな壇や兜などの季節行事のものも収納でき、納戸のように使えるはずです。
また、こうしたスキップフロアの床下空間を利用した大空間の収納は、秘密基地のような雰囲気を味わえます。
物を収納するだけでなく、子供が小さな間はプレイルームにするのも良いですね。
ライフスタイルに応じて、柔軟に使用方法を変えられるのがメリットです。
床下収納は専門家に相談しよう
床下収納には、キッチンや洗面室に取り付ける四角いタイプから、畳の下に取り付ける引き出しタイプまでさまざまなものがあります。
取り付ける部屋に応じて、湿気対策を行いましょう。
収納計画は、間取りに関わる重要な部分です。どんな床下収納を取り付けるか悩んだら、専門家に相談してみませんか?
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