家のドアは引き戸をおすすめする理由。引き戸のメリットを紹介
- 2021/12/01
注文住宅の間取りを考えるとき、ドアを引き戸と開き戸、どちらにするか迷うことでしょう。
ドアというと、開き戸をイメージする人が多いかもしれません。
けれど、引き戸にも安全面や使い勝手の点で、魅力が多くみられます。
今回は、引き戸のメリットと、開き戸のほうが良いケースを紹介していきましょう。
家のドアは引き戸がいい?メリットを紹介
引き戸には以下のメリットがあります。
- 空間をフレキシブルに使える
- 省スペースで安全に使える
- 開けっ放しにできる
- 光を取り込める
一つずつ解説していきましょう。
空間をフレキシブルに使える
引き戸は、空間を広々使うとき、小分けに使うときとフレキシブルな対応が可能です。
例えば、リビングと隣り合わせの和室なら、普段は引き戸を開けておき、リビングの続き間として使えます。
けれど、両親が泊まりに来た際は、引き戸で仕切って客間にする、作業に集中したいときは、空間を仕切って集中力を高める、といったように使い分けられるでしょう。
また、2つの子供部屋を引き戸でつなげておけば、小さい頃は一つの部屋として使えますよ。成長して個室が必要になったら、仕切って使うこともできます。
省スペースにできる
引き戸は、開き戸と違ってドアが開くスペースが必要ありません。そのため、狭いスペースでも設置できます。
また、小さな子供が開き戸を勢いよく開け、ドアの向こう側にいる人にぶつかってしまうこともあるかもしれません。引き戸なら、ドアの事故が起きにくいといえるでしょう。
開けっ放しにできる
引き戸は、開けっ放しにできるのもメリットの一つです。換気のために、開けっ放しにしておきたいと思っても、開き戸ではできません。
開き戸を中途半端に開けておくと、強い風が吹いたときにいきなりバタンと閉じる危険性があります。
万が一、扉のそばにいたらケガをしてしまうかもしれません。しかし、引き戸なら開きっぱなしにしておきやすく、部屋に風を取り込めます。
さらに、ドアの開き具合を調節でき、部屋に入れる風の量も調節できるのが引き戸です。部屋にいるお子さんの様子を確認するために、数センチ隙間を開けておく、といった使い方も可能ですね。
光を取り込める
引き戸を、曇りガラスや障子にするのはどうでしょうか。空間を仕切りながらも部屋に光が取り込めるでしょう。
透明なポリカーボネートの障子などは、障子紙が破れることもなく、掃除も可能で便利に使えますよ。
家のドアで引き戸よりも開き戸が得意なこと
ここまで引き戸の魅力を紹介してきましたが、開き戸のほうが、気密性と遮音性の面ではメリットがあります。
引き戸は、構造上どうしても隙間ができるもの。そのため、隙間風が起きやすく音も漏れやすいという特徴があります。
遮音したい、気密性を高めたいという場所には、開き戸を選ぶと良いでしょう。
ドアで悩んだら専門家に相談しよう
ドアというと開き戸を思い浮かべるかもしれませんが、引き戸にも魅力がたくさんあります。
小さいお子さんのいる世帯や、バリアフリーの観点からも優れている引き戸は、将来的にリフォームの手間も少なくできるかもしれません。
住宅の設計には、ドアを一つとっても間取りに込めた思いが反映されます。長く住み続けられる家を建てるなら、住みながら変えていける間取りにしてみてはいかがでしょうか。
間取りの設計やドアの選び方で迷ったら、専門知識を持つ建築家に相談するのも一つの方法です。
まとめ
引き戸には、空間をつなげる・分けるといった動作がしやすく、開けっ放しにできるのが魅力です。一方で、気密性や遮音性は開き戸のほうが高まります。
間取りを考えるときには、ケースバイケースで使い分けたいものです。
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