ビルトインガレージってどう?新築でガレージをつける場合の注意点を解説
- 2021/10/07
都心部で車を持つとなると、駐車場の確保に悩む方が多いかもしれません。
月極駐車場を借りると駐車場代がかかり、場所が遠いと不便を感じます。
一方で、自分の土地に駐車場を作ったとしても、家を建てるスペースも庭も狭くなってしまったという場合も。
そこで、検討したいのは住宅の中にビルトインガレージを作る方法です。
今回は、都会の狭小地にふさわしいビルトインガレージのメリットと、作るときの注意点を解説していきます。
ビルトインガレージのある暮らし
ビルトインガレージと聞くと高級なイメージがありますが、長い目で見るとビルトインガレージを造りつけたほうが安上がりになるかもしれません。
地価の高い都市部では、駐車場スペースを十分に確保できる広さの土地を探すのは難しく、月極駐車場を借りても金額がかかります。
また、家から遠く離れた月極駐車場は、毎日車を使用する方は不便を感じます。
行きも帰りも駐車場まで歩く必要があり、大きな荷物を車から家まで運ぶのにも苦労します。
そして、目の届かない場所に車を置くため、防犯性も高くありません。
一方で、ビルトインガレージではシャッターやゲートで車の安全性は保たれ、車上荒らしにあう可能性も低くなります。
土地が狭くても、自宅の一階部分にビルトインガレージを作れば、スペースの確保ができますね。
また、ビルトインガレージの面積は、延べ床面積から免除されるので、税金対策にもなりますよ。
ビルトインガレージを作る際の注意点
ビルトインガレージを建築する際は、注意したいポイントが3つあります。
- 騒音を配慮した間取りにする
- 排ガス対策をする
- 照明をつけてあかりを確保する
一つずつ解説していきましょう。
車のエンジン音が建物の中に響くため、騒音対策が必要です。
早朝深夜に車の出入りが予想される場合は、ガレージを寝室から遠ざけた間取りにしましょう。
また、防音対策には吸音効果のある天井材を選ぶのもおすすめです。
リビングの下にビルトインガレージを作る際に、吸音材の建築材料は役立ちます。
次に、室内に車を入庫するため、自動車の排ガス対策をしなければなりません。
ガレージ部分には、必ず換気扇を取り付けましょう。
また、壁が排ガスで汚れることもあります。汚れに強い塗料で塗装するなどの工夫が必要です。
そして、室内であるガレージは、昼間でも薄暗くなるかもしれません。
ガレージ内での転倒などの事故やケガを防止するため、自動で照明がつくセンサーライトを設ける、高窓をつけるなどして明るい空間を作っていきましょう。
ビルトインガレージの設計は専門家に相談しよう
ガレージの計画は、間取りの設計を始める前に設計者に伝えましょう。
設計段階で、しっかりとゾーニングを検討する必要があります。
ビルトインガレージを施工すると建物の耐震性が下がるという意見がありますが、実際の設計では、構造の計算を行うため心配する必要はありません。
耐震性を損なわずに、こだわりのビルトインガレージを計画していくのがプロの仕事です。
ビルトインガレージの設計には、専門的な知識が必要です。
前述した通り、換気計画も重要ですし、塗料や吸音材など、適切な建築資材を選ばなければなりません。
建てた後に失敗したと思わないためにも、経験が豊富なプロに相談しながらビルトインガレージの計画を進めていくことをおすすめします。
まとめ
ビルトインガレージがあると、都市部の狭小地であっても駐車場が確保できます。
荷物を運ぶ際も楽になり、延べ床面積には含まれないため税金対策にも良いでしょう。
ビルトインガレージの設計には、換気計画や建築資材の選び方に専門知識が必要です。
経験を豊富に持つプロと一緒に、ビルトインガレージのあるおしゃれな住まいを実現させませんか?
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!